不況下でも玩具は聖域?
年末年始に向け活躍期待
タカラトミー、バンナムHD、SKジャパンなど
冬のボーナスのダウンとデフレで苦戦が予想されている年末年始商戦。しかし、せめて年に1度、クリスマスに子どもへ贈るおもちゃくらいは欲しがるものを買ってあげたいと思う親は少なくないだろう。
正月にしても、お年玉は例年より減るかもしれないが、子どもは欲望に忠実で貯蓄にまわしたりはしない。バンダイナムコホールディングス(7832)のIR担当は年末年始について、「ガチャガチャ(カプセル玩具)や玩具菓子といったついで買いものは厳しいだろうが、指名買いされる商品はそれほど大きな問題はないのでは」と分析していた。
そうしたことを反映してか、8日は日経平均が一服する中でタカラトミー(7867)が出直りを鮮明にし、バンダイナムコも見直し買いを集めてきた。
特にタカラトミーの場合、「デュエル・マスターズ」「メタルファイトベイブレード」といった売れ筋商品は、1000円以内で買える手頃な価格設定となっており、もともと景気低迷による影響を受けにくい。さらに、「今までは個別業績が黒字で子会社が赤字といったケースが多かったが、人員削減や事業の整理などによってグループ会社の収益体質が急速に改善している」(タカラトミーIR課)ことも支援材料だ。
また、バンダイナムコも、「既に発売しているWii(ウィー)向けゲームソフト『太鼓の達人』のクリスマス需要を見込んでいるほか、『仮面ライダーW(ダブル)』『プリキュア』といった定番の関連商品にも、クリスマス・正月ともにそろって期待している」(バンダイナムコIR担当)としていた。加えて、「たまごっち」の販売増も見込んでいるそうで、そうなってくると同商品を共同企画・開発しているウィズ(7835・JQ)にも注目か。
そのほか、セガトイズ(7842・JQ)の株価は足元軟調な展開が続いているが、「ホームスター」「家あげ花火」などユニークな商品開発には定評がある。
それらと少し毛色は変わるが、エスケイジャパン(7608)はゲームセンターのUFOキャッチャーに代表される、プライズ機のキャラクター商品を手掛けており、既存キャラクターのクリスマスバージョンを投入して需要を喚起。安・近・短レジャーの流れを受けて販売を伸ばせるか期待されよう。
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