工作機械株に再評価機運
受注急回復で高値更新相次ぐ
牧野フライス、ツガミなど
9日に日本工作機械工業会が発表した2月の工作機械受注額(速報値)が前年同月比3・2倍となり、3カ月連続で増加したことを受けて、10日は工作機械関連銘柄が軒並み買われる展開になった。
牧野フライス(6135)、オークマ(6103)、アマダ(6113)、ツガミ(6101)は昨年来高値を更新し、上値視界は良好そのものだ。森精機製作所(6141)も出直り態勢を整えてきている。
牧野フライスによると、「2月の当社の受注高は約30億円となり、前年同月に比べると約2・9倍に増えた。中でも、中国の現地自動車メーカーの需要がけん引している」(牧野フライス広報課)とのこと。海外向けが前年同月比で約3・7倍増に急伸したことからも分かるように、外需によるところがやはり大きい。
自動車業界向け以外で大きな売上高の伸びを示しているのはツガミ。同社は精密工作機械を手掛けており、IT関連向けの回復が顕著になっている。メーカーのハードディスク増産を受けて、それに使うモーターのパーツを削る自動旋盤が好調に推移しているためだ。
今期は大幅赤字見込みとなっている企業が大半の工作機械関連だが、来期については、牧野フライスは「今期以上に悪くなる見通しは持っていない。今のまま受注が良くなっていけば収益は改善する」(同)としている。ただ、黒字転換できるかどうかについては、まだ予想しにくいというのが実際のところのようだ。(U)
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