外国債券のしくみや特徴がわかる『外国債券入門』
仕組み債は、デリバティブを組み込むことで、様々な特徴を持った債券を作り出します。通常の債券とは違う、ハイリスク・ハイリターンの債券も発行することができます。
仕組み債は、スワップ取引やオプション取引などデリバティブを組み込んだ債券です。金融制約の少ないユーロ市場では、様々な形態の仕組み債が発行されています。
証券会社が一般投資家向けに売り出すほか、資金力のある機関投資家や法人は、希望するキャッシュフローや許容リスクに応じて、オーダーメイドで発行された仕組み債に投資を行っています。
仕組み債は多種多様なものがありますが、代表的なものとして、利率が利払いのたびに高くなるステップアップ債、逆に利払いのたびに低くなっていくステップダウン債、市場金利が低下したときに利率が高くなるリバース・フローター債、為替に応じて利率が変動する為替リンク債、発行者があらかじめ決められた日に期前償還する権利を持つコーラブル債、逆に投資家が権利を持つプッタブル債などがあります。
最近では、日経平均の下落に伴って、ノックイン債という言葉もよく聞くようになりました。このノックイン債は、債券の償還金や利息が、日経平均株価に連動して変化する日経平均リンク債に、ノックイン条項の付いた債券のことで、日経平均があらかじめ決められた基準数値(ノックイン価格)以下になると、償還での元本が保証されず、日経平均を元に償還価格も決定されるというものです。ただしノックイン価格を下回らない場合は、高い利回りを得ることができます。これは債券でありながら、元本の保証がないハイリスクハイリターンの商品となります。













