債券のしくみと種類がわかる『はじめての債券』

第2章 さまざまな債券 外国債券 外貨建て外債

外貨建て外債は、円貨建て外債と違って、為替の影響を受けることになります。
そのメリット・デメリットを見ていきましょう。

外貨建て外債

 外国債には、円貨建て外債のほかに、外貨建て外債があります。外貨建て外債では、発行体の信用度とともに、為替相場の影響を受けるのが特徴です。また決済は、すべて円以外の外貨で行われます。これは発行体が、その外貨を調達するために発行する債券ということができます。

 外貨建ての債券の場合、なんといっても注意しなければならないのが、為替の変動です。購入する際には、償還日または売却日にその外貨に対して、購入したときよりも円安に動くことが予想されなければ、利益が出ない可能性があります。

 実際に円安になれば、利益は大きくなり、予想に反して円高に動けば、元本割れとなることも珍しくありません。つまり、為替変動の影響を受ける分、同じ外国債券でも、外貨建ては円貨建てよりもリスク・リターンが大きいことになります。

 代表的な外貨建て外債としては、米国財務相が発行する米ドル建ての米国国債、ドイツやフランスが発行するユーロ建て国債、英国のポンド国債、ほかには高金利の国債として、オーストラリアの豪ドル国債やニュージーランド(NZ)のNZドル国債などがあります。

 この中でも米国国債は、世界最大の取引量を誇っており、格付機関からも最上級の格付が付けられています。これら先進国の国債(政府機関債を含む)で、格付け評価も高く、安全性の高い債券は、総称してソブリン債と呼ばれています。


デュアル・カレンシー債

 外貨建てと円貨建ての、中間の性格を持つ外国債もあります。購入の払込みと利子・償還金の受取りが、異なる通貨で行われるもので、デュアル債またはデュアル・カレンシー債(二重通貨債)と呼ばれます。

 デュアル・カレンシー債は、購入→円建て、利子→円建て、償還→外貨建てで行われるのが通常です。

 また、リバース・デュアル・カレンシー債と呼ばれるものもあり、こちらは、購入→円建て、利子→外貨建て、償還→円建てで行われます。

 これらの債券は、外貨建て債券のメリットを受けつつ、リスクは少しでも軽減したいという意味で、外貨建てと円貨建ての中間的な性格を持つ債券です。

 利率を確定させたい場合は、デュアル・カレンシー債を、償還金を確定したい場合は、リバース・デュアル・カレンシー債を用います。


外貨建て外債・二重通貨債と為替の影響

日経平均8,831.93-44.8903日 15:28
TOPIX760.69-1.7603日 15:00
東証一部売買高23.3億株03日 15:00
NYダウ12,705.41-11.0502日
ナスダック2,859.68+11.4102日
ドル/円76.22+0.0202日
ユーロ/円100.18-0.1102日

ドリームバイザー・ファンドレーティング

DVファンドレーティング

レーティングの詳細


ニュース・株価検索

コード、企業名を入力後、検索をクリック。スペース区切りで複数銘柄を一覧する事もできます。


ニュース 株価

 ⇒ニュース詳細検索