主要10カ国の通貨・為替ハンドブック『世界の通貨』
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南アフリカ共和国Republic of South Africa |
基本データ
(データ出所:JETRO、外務省 注記ないものは2007年のデータ)
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南アフリカ共和国の歴史と概況
15世紀末、インド航路開拓のため、バルトロメウ・ディアスが喜望峰に到達すると、以降ヨーロッパとインド・中国航路を結ぶ重要拠点として、ヨーロッパ人が入植を開始します。
まずはオランダ人がケープ植民地を形成しましたが、その後はイギリス植民地となります。内陸からは金やダイヤモンドが発見され、これらの産業は現在に至るまで、この国の重要な産業となっています。
20世紀には独立を果たしますが、悪名高きアパルトヘイト(人種差別政策)を90年代にいたるまで取り続けてきました。今でもその弊害から人種間の失業率格差は高く、犯罪率やHIV感染率の高さも深刻です。
そんな中でも工業を中心として経済成長は順調に伸びており、今後も大きく発展が期待される国のひとつです。
ランドの特徴と変動要因
ランドの特徴はなんといっても高金利ということができるでしょう。2008年6月に政策金利は12.0%に引き上げられました。市場関係者の間では、国内のインフレ懸念などからさらなる上昇が予想されています。当然、FX取引でも高金利を狙ったランド/円の取引量が急増しています。同時にランド建て債券も人気を呼んでおり、豪ドル同様、為替を変動させる要因として、債券の需要にも注目が集まっています。
ランドはコモディティ通貨でもあります。南アフリカの金の産出・埋蔵量は世界一を誇っており、ダイヤモンド、プラチナ、クロム、マンガンなど貴金属の宝庫で、これらの資源は今後も経済発展に大きく寄与していくことが予想されます。
そのためランドの為替レートは金価格との関連性が強くなる場合があります。
また、南アフリカの鉱山会社や金融機関は、海外からの投資対象となりやすい面があります。企業買収の金額も大きく、その資金が為替市場に影響を与えるケースもあります。実際2004年末には、ロシアの鉱山企業(Norilsk Nickel)が南アフリカの鉱山会社の株式20%をAngro American Corpから買うというニュースにランドが上昇しています。M&Aの動向には注目が必要でしょう。
ランド安の要因としては、世界経済の不振や米国の金融引き締めなどを背景に、エマージング市場全体に不透明感が広がった場合が考えられます。また、政情不安定な南アフリカ周辺地域で紛争、内戦が勃発した場合や、失業率・犯罪率・HIV感染率などの国内問題なども、その要因として挙げられます。
南アフリカ共和国の政策金利と対円為替レート

















