外国為替と経済指標
ドル相場と金相場は、よく逆相関関係にあると言われています。
これは、ドルが上昇すると金が下落し、ドルが下落すると金が上昇するというものです。1970年代の石油ショックに続いて、旧ソ連がアフガニスタンに侵攻した時は、米ソの軍事衝突が懸念され、ドルが売られて金が急騰しました。最近の金相場上昇もドル安が要因となっています。
しかし、両者がリンクするケースもあり、そうでないケースもあり、その時々の市場環境によって、例外も珍しくありません。
そもそも、ドルと金の逆相関は、理屈ではなく、金を通貨価値の基準とする金本位制の名残効果にすぎないとの見方もあります。
一方、原油と円を見ると「原油が上がると円安になりやすい」と言われてきました。原油輸入大国の日本にとって原油価格が上昇すれば、それだけ輸入金額が増え、貿易黒字の縮小要因となるので、ドル買い・円売りが増え、円安になりやすいからです。また原油高は、日本の景気の抑制要因となるため、円売りにつながりやすいともいえます。
しかし最近は、原油も投機の材料にされることも多く、原油高=円安が当てはまらなくなってきています。















