☆新規上場紹介 フュージョン ダイレクトマーケティング専業会社(2017年01月25日)

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フュージョン(3977)が2月23日、札幌アンビシャスにIPO(新規上場)する。

企業と顧客との間に継続的な1対1のコミュニケーションを構築する「ダイレクトマーケティング」の専門業者。現会長の花井秀勝氏が1991年に設立、2002年から事業を開始したダイレクトマーケティング業界の老舗企業だ。

特徴はワンストップ型であること。①クライアント企業が保有するデータを分析して課題を明確化する「マーケティングリサーチ」、②POSデータの管理と分析ができる自社開発システム「MDパートナー」の導入提案をはじめ、ビッグデータを有効活用するための最適なシステム構築をサポートする「マーケティングシステム」、そして、③ターゲットを選定してDMを制作・送付したり、キャンペーンなどイベントを企画するといった戦略立案・実行を手掛ける「ダイレクトプロモーション」と、3段階のサービスを一括提供できる仕組みを整えた。

従来はシステム会社や印刷会社などと複数の企業に業務を委託することが一般的だったが、同社ではクライアントが求めるスピードを満たしつつ、情報漏えいリスクを最小限に抑えるといった付加価値までを提供している。

クライアントには、例えば実店舗とネットを融合するなど販売体制のオムニチャネル化を図る小売業、顧客分析によりリピーターを育成したいEC企業、学校法人や医療サービス企業などとさまざまな業態の企業が存在するが、メーン顧客は大手小売業者のようだ。

今2月期第3四半期時点の売上高上位5社は、食品スーパーのいなげや(8182)、化粧品製造販売業者のエキップ(品川区)、寿スピリッツ(2222)傘下の洋菓子店ケイシイシイ、大和ハウス工業(1925)傘下のロイヤルホームセンター、イオン(8267)グループのマーケティング戦略の中枢会社でありポイントサービス「WAON」運営などを手掛けるイオンマーケティングとなっており、4位まではそれぞれ売上高の1割超を占めている。

なお、札幌アンビシャスへのIPOは2015年6月のエコノス(3136)以来となる1年8カ月ぶり。加えて岡三証券の単独主幹事のスタイルも珍しく、2015年8月のエスケーホーム(1431・福Q)以来の単独主幹事案件となっている。

概 要
事業内容ダイレクトマーケティング事業(ビッグデータなどの分析、マーケティングシステムの提供、各種プロモーションの企画・制作・コンサルティング)
本社北海道札幌市中央区南15条西9丁目2-30
代表者佐々木卓也
設立1991年12月27日
上場前資本金1億5,000万円
発行済株式数(上場時)720,000株(上場時)
筆頭株主花井秀勝(上場前37.2%)
公募株式数120,000株
売出株式数40,000株
初値2,872円(2.5倍、24日)
公開価格1,140円(2/13)
ブックビル仮条件1,000円~1,140円(2/2)
ブックビル期間2月6日〜10日
引受証券岡三(主幹事)、SBI、上光、SMBCフレンド、エイチ・エス
 
業績推移
売上高経常利益1株利益配当
2015/2906百万円66百万円63.68円―円
2016/2985百万円47百万円46.31円―円
2017/2(予想)1,112百万円52百万円53.93円―円

[本紙1月26日付2面]

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