☆竹中三佳の株Catch one's eye Part.192 空でインターネット、JALが永久無料に(2017年06月23日)

実に4カ月ぶりに、愛するめいっ子に会うためJAL(9201)を利用し、福岡へ帰省しました。いつもはすぐに寝てしまい、着陸と同時に目覚めるのですが、今回はどうしても返信しなくてはいけないメールがあり、久しぶりに機内滞在を満喫。助かったのが8月末日まで期間限定で行われている無料Wi-Fiサービスでした。

以前では考えられなかった、上空1万メートルでのメールのやりとりや、つながるインターネットにすっかり高揚してしまい、気付けば撮影した空の写真などを必要以上にSNS(交流サイト)に更新していました。

機内で退屈することもないですし、空港まで迎えに来てくれていた父ともスムーズに連絡がとれ、その便利さにすっかり味をしめた私。8月以降もこの無料サービスが続いてくれたら良いのに──と思っていたところ、JALが6月20日、期間限定を撤廃し“国内線ずっとWi-Fi無料宣言”を発表したとのニュースが飛び込んできました。

このニュースを聞いた友人は「これまで主に出張などビジネスで利用していた他社からJALに乗り換えることにした、早速クレジット機能付きマイレージカードを作成した」とのこと。機内Wi-Fiの有無、あるいは利用の有償無償は、公私問わず航空会社選びの大きなポイントとなるのだな、と実感しました。

JALは経営目標に、顧客からの「再利用意向(信頼・愛着)」向上と、「他者推奨意向(クチコミ)」重視の姿勢を掲げており、その数値目標として、第三者機関がサービスの満足度を図る「日本版顧客満足度指数、JCSI」を採用。国内線、国際線ともに1位の評価を獲得することを目指しています。国際線にはフルフラットシートの「JAL SKY SUITE」、国内線には本革シート「JAL SKY NEXT」を導入するなどして、顧客満足の向上に取り組んできたJAL。今回のWi-Fi完全無料化で目標を果たし、不動の地位を築くことができるのか、また他社はこの動きに追随してくるのか、注目しています。

【編集記者Yのコメント】
JALやANA(9202)スターフライヤー(9206・2部)など空運関連の株価はそろって上昇基調にあります。原油価格の下落が背景です。ただ、ANAとスターフライヤーが連日、年初来高値を更新しているのに対して、JALは3月高値をいまだ奪回できずにいます。2018年3月期は売上高が3.9%の増収に転じますが、営業利益は16%減のままとなる見込み。業績改善が待たれます。

竹中三佳さんのプロフィール
タレント、リポーター、モデル。ホリプロアナウンス室所属。明るく誠実でファッショナブルなキャラクターでTVやラジオ、CMなどで活躍。

[本紙6月26日付14面]

News一覧へ