☆新規上場紹介 ウォンテッドリー 新発想「ビジネスSNS」運営(2017年08月16日)

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ウォンテッドリー(3991)が9月14日、マザーズに新規上場(IPO)する。

企業と個人が集うビジネスプラットフォーム「Wantedly(ウォンテッドリー)」の運営会社。6月末時点の登録数は個人ユーザーが約80万人、企業ユーザーは2万3000社超。未登録者を含むプラットフォームへの訪問件数は月150万に上る。

個人ユーザーに対しては、企業の採用担当者と直接つながるマッチングサービスのほか、名刺管理アプリなどビジネスに有益なサービスを無料で提供する。一方、企業ユーザーに対しては求人広告の掲載や応募者管理などが行えるツールを月額3万円からという安価で提供している。

いわゆる求人関連サービスだが、既存サービスと異なる点は「共感」に重きを置くこと。募集要項には給与や福利厚生といった条件面ではなく、会社のビジョンや価値観などを前面に載せることで、これに共感した個人が企業あるいは企業内の個人、その知人などとつながることができる仕組みを構築した。つまりFacebookやTwitterなどと同様に個人同士がつながりを深めることで、これにかかわる企業も間接的に、転職潜在層など従来の手法ではリーチできなかった人材に接触できるようになった。

このような新しい仕組みを背景に、個人ユーザーについては20歳―30歳台が多く全体の約8割を占めること、そして企業ユーザーについては自然と満足度やサービス継続率が向上するといった特徴が確認されている。ちなみに今年2月時点での企業ユーザーの継続率は36%が1年超、43%が2年超となっている。

去年11月にはシンガポール子会社を設立するなど、今後はアジアや欧州など海外市場への展開を視野に入れる。なお、社長の仲暁子氏は京都大学を卒業後にゴールドマン・サックス証券、Facebook Japanを経て、わずか2年後の2010年9月に同社を創業。大株主にはサイバーエージェント、日本経済新聞とのビッグネームが並んでいる。

概 要
事業内容ビジネスSNS「Wantedly」の企画・開発・運営
本社東京都港区白金台5-12-7
代表者仲 暁子
設立2010年9月15日
上場前資本金2億2,595万円
発行済株式数(上場時)4,572,700株(上場時)
筆頭株主仲 暁子(上場前68.98%)
公募株式数50,000株
売出株式数80,000株(オーバーアロットメント19,500株)
初値5,010円(5.0倍、15日)
公開価格1,000円(9/6)
ブックビル仮条件880円~1,000円(8/28)
ブックビル期間8月30日〜9月5日
引受証券大和(主幹事)、いちよし、SBI
 
業績推移
売上高経常利益1株利益配当
2016/8840百万円120百万円15.84円-円
2017/8(予想)1,250百万円5百万円0.83円-円
2018/8(予想)1,627百万円194百万円29.38円-円

[本紙8月17日付2面]

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