☆新規上場紹介 ロードスターキャピタル 不動産特化型クラウドファンディング「OwnerBook」運営(2017年08月30日)

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ロードスターキャピタル(3482)が9月28日、マザーズに新規上場(IPO)する。

不動産会社や金融機関でキャリアを積んだ岩野達志社長らが「不動産とテクノロジーの融合」を掲げて2012年4月に創業。大手企業や専門家が中心の不動産市場を、ITの力で個人投資家に開放することを目指す。具体的には、不動産に関する情報収集力と評価能力を生かして主に次の2事業を展開している。

1つは「コーポレートファンディング事業」。東京23区内の数億―数十億円との中規模オフィスビルを取得し、リノベーションや優良テナント誘致など稼働率向上策を講じた後に売買したり賃貸に回すことで利益を得る。中規模オフィスビルは個人、大手不動産業者の双方が参入しづらく、会社側いわく「精査すれば優良物件を割安で購入できる」とのことだ。

2つ目は「クラウドファンディング事業」。不特定多数の投資家から1口1万円で運用資金を募るクラウドファンディングをインターネット上で展開。「OwnersBook(オーナーズブック)」は立ち上げから2年9カ月が経過した今年6月末時点で会員数は7000人超、累計投資金額は18億円ほどに積み上がっている。

加えて同社はAI(人工知能)関連との側面も持つ。オフィスビルのキャップレート(還元利回り)を自動的に算出する「AI―Checker(エーアイチェッカー)」を開発。現在は不動産仲介業者向けサービスだが、将来的には個人にもこれを開放する予定だ。会社側は、だれもが適正価格を知ることのできる環境を整えることで不動産投資市場の活性化と健全な発展を図る、としている。

今回の上場で調達した資金は物件取得のほか、クラウドファンディング事業における開発費および新規会員獲得のための広告費などに充てる予定。海外投資家向けサービスの強化も視野に入れる。

概 要
事業内容中規模オフィスビルなどへの不動産自己投資、不動産賃貸、不動産特化型クラウドファンディングサービスなど
本社東京都中央区銀座2-6-16
代表者岩野達志
設立2012年3月14日
上場前資本金5億4,955万円
発行済株式数(上場時)4,984,000株(上場時)
筆頭株主Renren Lianhe Holdings(上場前46.47%)
公募株式数740,000株
売出株式数360,000株(オーバーアロットメント165,000株)
初値
公開価格1,820円(9/19)
ブックビル仮条件1,640円~1,820円(9/8)
ブックビル期間9月11日〜15日
引受証券みずほ(主幹事)、SMBC日興、SBI、マネックス、松井、岡三、岩井コスモ、エース、丸三
 
業績推移
売上高経常利益1株利益配当
2015/122,992百万円688百万円109.27円-円
2016/124,659百万円703百万円110.64円-円
2017/12(予想)6,634百万円1,122百万円162.39円21円

[本紙8月31日付2面]

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