☆新規上場紹介 ジェイテックコーポレーション 2月28日 マザーズ バイオの基礎を支える「自動培養装置」「集光ミラー」など製造(2018年02月06日)

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ジェイテックコーポレーション(3446)が2月28日、マザーズに新規上場(IPO)する。

放射光施設用集光ミラーを開発・製造・販売する「オプティカル事業」と、iPS細胞など各種細胞向け自動培養装置を手掛ける「ライフサイエンス・機器開発事業」との2事業を展開。創業事業は後者だが、前者事業が売上高の約9割を占める。

放射光とは、電子を光とほぼ等しい速度まで加速し、磁石によって進行方向を曲げた時に発生する、細く強力な電磁波のこと。X線や赤外線など複数種類の光で構成されている。例えば、世界最高性能を誇る、兵庫県播磨市にある放射光施設「SPring―8」で発生するX線は、病院の検査で使われるものよりも10億倍以上も明るいため、物質の種類や構造、性質を詳しく分析するといった使われ方をしている。結果、レアメタル代替品やリチウムイオン電池といった先端材料、患部にまで届く新薬(ドラッグ・デリバリー・システム)など、さまざまな分野の研究開発に貢献している。

そんな「SPring―8」にも集光ミラーが採用されている同社は、ナノミクロン単位での加工が可能な上に、これを確認するための計測技術も備える。競合にはマネできない性能の高さから、世界中の研究者が同社の集光ミラーを「Osaka Mirror」と呼ぶなど、大いに注目を集めている。なお、世界には放射光施設が約70カ所あり、この先は高度化に加えて、30件ほどの新設が計画されるなど、市場規模は拡大傾向にあるという。

自動細胞培養装置についても、培養時間を従来方法の3分の1に短縮するなど、同社は高い優位性を持つ。iPS細胞の出現により再生医療や創薬の分野では新しい産業が立ち上がりつつあり、これに対応するべく同社ではiPS細胞の大量培養技術の開発を急ぐ。

概 要
事業内容大型放射光施設で使われるX線ナノ集光ミラーの開発・製造・販売、各種自動細胞培養装置などの開発・販売
本社大阪府茨木市彩都やまぶき2―4―35
代表者津村尚史
設立1993年12月21日
上場前資本金1億3,924万円
発行済株式数(上場時)5,620,000株
筆頭株主津村尚史(上場前74.42%)
公募株式数500,000株
売出株式数500,000株(オーバーアロットメント150,000株)
初値
公開価格2,250円(2月20日)
ブックビル仮条件2,100円~2,250円(2月9日)
ブックビル期間2月13~19日
引受証券SMBC日興(主幹事)、野村、SBI、みずほ、エース、東洋、岡三、エイチ・エス、マネックス
 
業績推移
営業収益税引前利益1株利益配当
2016/6596百万円124百万円16.84円
2017/6801百万円199百万円25.38円
2018/6(予想)1,223百万円417百万円53.72円

[本紙2月7日付2面]

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