☆竹中三佳の株Catch one's eye Part.230 富士急ハイランド“入園料無料”で広がる遊び方(2018年05月11日)

富士急ハイランド(富士急行、9010)が7月中旬より、現在の大人(中学生以上)1,500円、小人900円の入園料を無料化すると発表しました。この報道を誰よりも喜んでいたのが二児の母である友人。旦那さんが土日出勤の為、休日に子供たちを遊園地に連れて行くのはもっぱら彼女の役割で、興奮しきった小学生と幼稚園児を連れ歩くのはそれはそれは大変、半日でぐったりしてしまうそう。近くに両親が住んでいるものの、入園料を支払ってまで付き添ってもらうのも気が引け、お願いしたことはなかったそうなのですが、今後は一緒に来てもらう、と嬉しそうに話していました。

確かに入園料が無料となると、例えば富士五湖に行った帰りに話題の新アトラクションだけ楽しむ、富士山ドライブへ行った帰りに食事だけする、などこれまでになかった「寄り道に遊園地を利用する」という新たな選択肢が生まれ、私自身も訪園回数が増えそうです。また、美味しいご当地グルメや、限定お土産、各種イベントなどが充実すれば、これまであまり遊園地に縁がなかった年輩層などの新たな利用者の取り込みにも期待が持てます。

ディズニーランドやユニバーサルスタジオジャパンなど相次いで入場料を値上げする中での今回の富士急ハイランドの入園料フリー戦略。間口を広げ、遊園地の利用方法を増やすことで、現在の年間来場者数約230万人に、富士山、富士五湖を年間に訪れる観光客数約2,000万人からどれだけの流動が見られるのか、注目しています。

【編集記者のコメント】
富士急行が運営する富士急ハイランドと言えば、「FUJIYAMA」「ド・ドドンパ」「高飛車」などジェットコースター好きにはたまらないアトラクションで有名です。最近は外国人の来場者が増えており、中国国内で高いシェアのモバイル決済サービス「WeChat Pay」を富士急グループ29施設で導入したのも中国人観光客の増加を狙ったようです。もともと外国人に人気の観光コース「ゴールデンルート」の一つは東京から富士山を経由して京都・大阪を回るもの。株式市場で人気復活の気配のインバウンド(訪日外国人)関連として富士急行は注目されそうです。

竹中三佳さんのプロフィール
タレント、リポーター、モデル。ホリプロアナウンス室所属。明るく誠実でファッショナブルなキャラクターでTVやラジオ、CMなどで活躍。

[本紙5月14日付14面]

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