☆新規上場紹介 メルカリ 6月19日 マザーズ フリマアプリ運営(2018年05月21日)

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メルカリ(4385)が6月19日、マザーズに新規上場する。

同社は、スマートフォン(スマホ)から中古品を簡単に安全に売買できるフリマアプリ「メルカリ」を運営している。2013年7月に日本でサービスをスタート。14年9月から米国、17年7月からは英国でもサービスを開始した。

購入時はクレジットカード、キャリア決済、コンビニ、銀行ATM(現金自動預払機)で支払い、品物が届いてから出品者に入金される仕組みを採用。出品者の多くは自分にとって必要でなくなった物が、それを必要とする人に購入され使われる喜びを楽しみ、購入者は多彩かつユニークな商品の中から「宝探し感覚」で掘り出し物を見つける買い物体験を楽しんでいる。

また、出品者と購入者の間で、商品購入前にコメント機能を通じた商品に関する質問、情報のやり取りや、価格交渉が行われ、ユーザー間のコミュニケーションも活発。こうした特徴により、Eコマース(電子商取引)でありながら、ソーシャルメディアと匹敵するほど滞在時間が長いアプリとなっている。

AI(人工知能)も積極的に活用。蓄積した豊富な取引データとAI技術を組み合わせ、個人の趣味嗜好に合いそうな商品を提示する仕組みや、利用規約違反商品の自動検知などで活用している。

KPI(重要業績評価指標)は、「アプリの累計ダウンロード数」「流通総額」「日本登録MAU(1カ月に1度以上利用したユーザー数)」。近年の中古品市場の世界的な広がり、スマホの高機能化、Eコマース市場の広がりを背景に順調に拡大。2018年3月末時点で、累計ダウンロード数1億突破(日米合計)、四半期流通総額938億円(日本)、四半期平均登録MAU1,030万(日本)となっている。

今後の事業規模の拡大と収益源の多様化に向け、新規事業も矢継ぎ早に立ち上げている。具体的には、17年11月から即時買取サービス「メルカリNOW」、18年に入りシェアサイクルサービス「メルチャリ」と個人間のスキルシェアサービス「teacha」を開始といった具合。

上場に伴う公募増資で調達した資金は、ユーザー数拡大に向けたオンライン広告、テレビCM、キャンペーンなどに伴うポイント付与など広告宣伝費、借入金の返済に充てる予定。

概 要
事業内容CtoCマーケットプレイス「メルカリ」その他のマーケットプレイス関連事業の開発・運営
本社東京都港区六本木6―10―1 六本木ヒルズ森タワー18階
代表者山田進太郎
設立2013年2月
上場前資本金87億8,980万3,000円
発行済株式数(上場時)135,331,322株
筆頭株主山田進太郎(上場前28.83%)
公募株式数18,159,500株(内訳は国内4,288,700株、海外13,870,800株の予定)
売出株式数22,554,800株(内訳は国内14,648,200株、海外7,906,600株の予定)。このほかオーバーアロットメントで2,840,500株
初値5,000円(66.6%高)
公開価格3,000円(6月11日)
ブックビル仮条件2,700円~3,000円(6月1日)
ブックビル期間6月4日から8日
引受証券大和、三菱UFJモルガン・スタンレー(共同主幹事)、SMBC日興、みずほ、野村、マネックス、SBI、岩井コスモ、極東
 
業績推移
営業収益税引前利益1株利益配当
2016/612,256百万円▼97百万円―円―円
2017/622,071百万円▼2779百万円―円―円
2018/6(予想)35,800百万円―円―円―円

[本紙5月22日付2面]

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