☆竹中三佳の株Catch one's eye Part.233 おひとりさまでデュエット「バーチャルカラオケ」(2018年06月01日)

先日、カラオケのあるバーに行った際、カウンターにおひとりで見えていた男性が、突如デュエット曲を歌い始めました。どこを見回しても男性おひとり、なのに女性の歌声が聞こえてきます。不思議に思ってしばらく眺めていると、カラオケ画面に映し出されたナイトドレスを身にまとう艶っぽい女性が歌っているではありませんか。しかも曲が始まる前に、はにかみながらマイクを渡してくれ、時に見つめながら歌うお芝居つき。

店員さんに確認すると、臨場感溢れる映像で、疑似デュエットが体験できるDAM(第一興商、7458)の「バーチャルカラオケ」というサービスで、サービス自体は10年以上前に誕生したそうなのですが、昨今のコンプライアンス強化を受け、年輩のサラリーマンを中心に人気が高まっているそうです。確かにこれだと一人カラオケはもちろん、大人数でのカラオケでも誰に気兼ねすることなく好きなデュエット曲が歌えますし、画面に映し出される女性によって声や表情、タイプが異なるのでお気に入りの一曲を見つける楽しみもありそうです。

当初はナイトシーンをターゲットとして開発され、男性向けのみのサービスとして開始されたそうですが、要望を受け昨年より男性モデルバージョンも追加され、女性もおひとりさまでデュエットを楽しむ方が増えているそうです。

2018年3月期の連結決算は前期比純利益18%増の131億円と発表した第一興商。16年度ユーザー市場規模が前年比136億円減の6,029億円と減少に転じたカラオケ業界において、再度カラオケブームへとつながるようなサービスを打ち出すことはできるのか、注目しています。

【編集記者のコメント】
業務用通信カラオケ「DAM」シリーズはライブパフォーマンスコンテンツの拡充や英語学習ができる英語発音表記システムの導入など、付加価値を高め導入台数・稼働台数の増加を強化。前期はやや振るわない結果となりましたが、今後は高齢者の機能訓練や介護予防を狙った導入施策にも注目です。ちなみに今期は昨年6月に買収した「カラオケマック」の寄与や、今年9月に30周年を迎える直営店「ビッグエコー」におけるキャンペーン効果などが期待されます。

竹中三佳さんのプロフィール
タレント、リポーター、モデル。ホリプロアナウンス室所属。明るく誠実でファッショナブルなキャラクターでTVやラジオ、CMなどで活躍。

[本紙6月4日付16面]

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