☆新規上場紹介 and factory 9月6日 マザーズ スマホアプリ提供とスマートホステル運営(2018年08月07日)

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and factory(7035)が9月6日、マザーズに新規上場(IPO)する。

無料スマートフォン(スマホ)アプリの提供とIoT(モノのインターネット)技術を導入したスマートホステルの運営が柱。

スマートフォンアプリ事業は、他社が運営する人気スマホゲームアプリの攻略やマルチプレイのパートナーを募集する掲示板アプリ「最強シリーズ」を開発・運営し、アップルが運営する「App Store」などの配信プラットフォームを通じて提供している。スマホ向けマンガアプリについては、スクウェア・エニックスと共同開発した「マンガUP!」、白泉社と共同開発した「マンガPark」の開発・運用を行っている。

「最強シリーズ」の収益源は、アプリの運営によって得られる広告収入。同社のアプリ経由で対象スマホゲームアプリにおけるアイテム購入に応じて得られるアフィリエイト(成果報酬型広告)収入が一つ。また、アドネットワークを通じてアプリ内に掲載する広告バナーのクリックに応じて得られる収入がある。

スマホアプリ市場は、ゲームアプリとマンガアプリの2ジャンルが大きな市場となっており、ビジネスが大きく成長しているこの分野に経営資源を投入している。

同社は2014年にイグニス(3689・東マ)からスマホアプリ「どこでもミラー」を取得して事業を開始。「最強シリーズ」のiOS版の提供を開始した。15年にはイグニスと資本提携している。

IoT事業は、16年に開発したプラットフォームアプリ「&IoT」をベースにした事業展開。これは各IoTデバイスを連携させることで個別の操作アプリを一つのアプリに集約して操作性を向上させるとともに、ユーザーの利用シーンに応じて快適環境を提供できる。例えば、起床シーンにおいてはスイッチ一つで電気やテレビが点灯し、エアコンが稼働し、カーテンが開くなど、特定のシーンにおける快適な環境を提供する。

「&IoT」を活用し、さまざまなIoTデバイスを備えたIoT空間を楽しめるスマートホステル「&AND HOSTEL」の企画・開発を行うほか、宿泊施設向けIoTソリューションサービスとして、宿泊管理システム「innto」、宿泊施設専用タブレットサービス「tabit」の開発、サービス提供を行っている。

「&AND HOSTEL」は今年2月末時点で4店舗を開設。18年8月期はあと2店舗の新規開設を予定。このうち1店舗については自社開発型案件で7月に引き渡しを実行した。この物件の売上高は5億1,000万円を見込んでいる。自社開発型は開発費用が多額な一方で仲介手数料などの費用が発生しないことで、収益に大きく貢献することが想定される。

18年8月期はスマホアプリ事業の売上高が9億8,400万円と前期比2倍強に、IoT事業の売上高は8億900万円(前期は少額)に増加。全体の売上高は18億1,000万円(前期比2.6倍)、経常利益3億3,700万円(同51%増)の予想。

なお、公募増資で調達した資金は、ユーザー獲得のための広告宣伝費、事業規模拡大のためのエンジニアなど人材の採用費などに充当する予定。

概 要
事業内容主にモバイル広告を掲載した無料スマートフォンアプリの提供、IoT技術を導入したスマートホステル「&AND HOSTEL」の共同運営
本社東京都目黒区青葉台3―6―28
代表者小原崇幹
設立2014年9月
上場前資本金3,442万円
発行済株式数(上場時)4,640,520株
筆頭株主小原崇幹(上場前56.35%)
公募株式数430,000株
売出株式数310,000株(オーバーアロットメント111,000株)
初値4,010円
公開価格2,570円(8月28日)
ブックビル仮条件2,470円~2,570円(8月17日)
ブックビル期間8月21~27日
引受証券みずほ(主幹事)、大和、SBI、エース、岩井コスモ、いちよし
 
業績推移
売上高経常利益1株利益配当
2016/8245百万円12百万円4.42円
2017/8688百万円223百万円41.30円
2018/8(予想)1,810百万円337百万円52.29円

[本紙8月8日付2面]

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