☆新規上場紹介 Delta―Fly Pharma 10月12日 マザーズ 創薬ベンチャー(2018年09月13日)

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Delta―Fly Pharma(4598)が10月12日、マザーズに新規上場(IPO)する。

 Delta―Fly Pharma(4598)が10月12日、マザーズに新規上場(IPO)する。
 新規抗がん剤の開発を行う創薬ベンチャー。新規抗がん剤候補物質を探索して前臨床試験および臨床試験を実施。開発品について製薬会社と医薬品の開発権および販売権などのライセンス契約を結び、事業収益(開発一時金、マイルストーン、開発協力金、ロイヤリティ)を得る事業形態。
 同社の創薬方法「モジュール創薬」は、既存の抗がん活性物質などを「モジュール」(構成単位)として利用し、創意工夫(用法容量・結合様式など)を加えて「アセンブリ」(組み立て)することで臨床上の有効性と安全性のバランスを向上させて新規抗がん剤を創薬する。
 主力パイプラインである「DFP―10917」は、難治性・再発急性骨髄性白血病を対象疾患とした臨床フェーズⅠ、Ⅱの試験を2012年から米国で実施した。17年に日本新薬との間で日本での独占的ライセンス契約を結び、17年3月期に契約一時金収入(2億円)、18年3月期にマイルストーン収入(1億5000万円)を受け取っている。現在、米国において開発の最終段階である臨床フェーズⅢ比較試験の治験実施計画書を提出し、試験開始の準備を整えた。フェーズⅢ試験の実施に伴い、日本新薬からマイルストーン収入を受け取ることになり、19年3月期の事業収益2億円を見込んでいる。「DFP―10917」はグローバルでのライセンスの提携先は決まっておらず、ライセンス先確保に向けて活動を続けている。 
 また、肺がんなどを対象疾患とした「DFP―14323」は16年に協和化学工業との間で日本国内の独占的ライセンス契約を結んでおり、今年1月に臨床フェーズⅡ試験を日本国内で開始した。
 このほかの開発パイプラインは以下の通り。「DFP―11207」(対象疾患は膵がんなど固形がん)は米国で臨床フェーズⅡ試験準備中、「DFP―14927」(同固形がん・血液がん)は米国で臨床フェーズⅠ試験準備中、「DFP―10825」(同腹膜播種転移がん)は前臨床試験中。
 今年3月には三洋化成工業との間で、ドラッグデリバリーシステムを用いた新規抗がん剤における共同開発契約を結んだ。
 上場に際して調達した資金は19年3月期から21年3月期における開発パイプラインの研究開発費、人件費などに充当する予定。

概 要
事業内容医薬品などの研究開発、製造、販売
本社徳島市川内町宮島錦野37番地の5
代表者江島清
設立2010年12月
上場前資本金11億2,750万円
発行済株式数(上場時)4,305,000株
筆頭株主江島清(上場前20.64%)
公募株式数700,000株
売出株式数0株(オーバーアロットメント105,000株)
初値
公開価格10月2日に決定
ブックビル仮条件4,570円~4,770円(9月20日)
ブックビル期間9月25日~10月1日
引受証券みずほ(主幹事)、SMBC日興、三菱UFJモルガン・スタンレー、SBI、いちよし、エース、岩井コスモ、藍澤、香川
 
業績推移
売上高経常利益1株利益配当
2017/3902百万円323百万円88.31円
2018/3150百万円▼244百万円
2019/3(予想)200百万円▼739百万円

[本紙9月14日付2面]

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