☆新規上場紹介 イーソル 10月12日 マザーズ 組み込みソフト事業が柱(2018年09月18日)

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イーソル(4420)が10月12日、マザーズに新規上場(IPO)する。

組み込みソフトウエア事業が柱。製造業各社に対してソフトウエア製品の販売と受託開発、コンサルティングサービスなどを提供している。顧客は国内外の自動車、デジタル家電、産業機器、医療機器の各メーカーなど。

同社グループの提供するソリューションは今後の成長が期待されるIoT(モノのインターネット)の基盤技術。特に、自動車を中心としたモビリティ技術はコネクテッドカー(つながる車)や自動運転など重要性が認識されている。このため、2016年にはデンソー、日本電気通信システムと3社で自動車向けソフトウエア(車載ソフト)に特化した合弁会社オーバス(持分法適用会社)を設立した。国内外の自動車メーカーや部品メーカーへ製品とサービスの提供を行っている。自動車関連市場は海外でも成長しており、今年3月にフランスに連結子会社を設立した。また、自動車向けのほか、AV機器向け、FA(工場自動化)向けが好調。

重点を置くのが組み込み機器向けに特化したRTOS(リアルタイム・オペレーティング・システム)の開発・販売。ネットワークなどの通信機能、ハードディスクやSDカードなどのストレージデバイスにデータを書き込むためのファイル機能や各種デバイスドライバなどを備えている。顧客に対して開発に対する使用許諾を与える開発ライセンス、組み込み機器を販売する場合に組み込み機器上での使用許諾を与えるロイヤルティー、保守ライセンスの3種類の収益モデルがある。いずれも同社のほかの製商品と比較して利益率が高く、またエンジニア数に直接には関連しない収益モデルで、この売り上げ規模を大きくすることを狙う。

組み込みソフトウエア事業が売上高の90%近くを占め、残りはセンシングソリューション事業。ハム・食品メーカー、倉庫・運送業などを顧客に指定伝票発行用車載プリンタやハンディターミナルを販売する。また、センサーネットワーク関連ビジネスも行う。自動販売機、牧畜や水田、水産などいまだにICT(情報通信技術)化が遅れている市場に対して、さまざまなセンサーと同社の耐環境技術、IoTクラウドシステムを組み合わせることで、効率化、省力化を実現するセンサーネットワークシステムを構築する。

18年12月期の業績は、売上高83億8,800万円(前期比11.2%増)、経常利益4億7,700万円(同7.2%増)の予想。

上場に際して調達する資金は組み込みソフトウエア事業の研究開発費、人材採用費や広告宣伝費などに充当する予定。

概 要
事業内容組み込み機器向けのOS開発、組み込みソフトウェアの受託開発など
本社東京都中野区本町1―32―2
代表者長谷川勝敏
設立1975年5月
上場前資本金2億6,500万円
発行済株式数5,210,000株(上場時)
筆頭株主イーソル従業員持株会(上場前27.33%)
公募株式数850,000株
売出株式数185,100株(オーバーアロットメント155,200株)
初値4,000円(2.3倍、15日)
公開価格1,680円(10月2日)
ブックビル仮条件1,580円~1,680円(9月21日)
ブックビル期間9月25日~10月1日
引受証券野村(主幹事)、三菱UFJモルガン・スタンレー、みずほ、岩井コスモ、むさし、SBI
 
業績推移
売上高経常利益1株利益配当
2016/126,610百万円373百万円65.10円
2017/127,546百万円445百万円85.45円
2018/12(予想)8,388百万円477百万円79.80円

[本紙9月19日付2面]

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