☆新規上場紹介 プリントネット 10月18日 JASDAQ ネットで印刷物を受注販売(2018年09月20日)

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プリントネット(7805)が10月18日、JASDAQに新規上場(IPO)する。

インターネットを用いた印刷物の受注販売を行っている。印刷物の仕様や料金が掲載されたWebサイト上で顧客からの受注を受け、また同時に印刷データを受け取って国内工場で印刷・加工を行い、工場から顧客に向けて発送する。

同社の特徴は、BtoB(印刷業者、デザイン業者からの業務委託)の占める割合が高いこと。発送代行サービスの売上高に対する利用割合は2017年10月期に71%(16年10月期は66.5%)に上昇している。発送代行サービスとは、商品出荷を宅配便業者に委託する場合に、宅配便業者の送状の送り主の覧の記載を同社でなく発注者とするサービス。主に最終顧客から印刷を受託している印刷業者、デザイン業者が取引上、同社が印刷していることを最終顧客に知らせないために利用するサービス。

受注はすべて同社のWebを通して行われ、一般の印刷会社のように営業員による受発注作業や営業活動は行っていない。Webサイト上では、パンフレット、フリーペーパー、チラシ、新聞折込チラシ、社名入り封筒など幅広い商品ラインアップを提供し、顧客の囲い込みを図っている。

顧客のニーズに応えるため、東京都23区内では最短で当日届けることが可能な体制を構築している。

Webサイトは2つを運営。自社コールセンターの電話サポートなど充実したサービスを特長とする「プリントネット」は、ビジネスユースの利用が増えている。今年4月には「プリントプロ」のサービスを開始した。サービスを簡素化することで低価格を実現し、より低価格志向の顧客をカバーすることで顧客のすそ野を広げるアプローチをとっている。

2012年にネット印刷のラクスル(4384・東マ)と業務提携した。ラクスルへの売上高の割合は、17年10月期で28.7%、18年10月期の第3四半期累計で31.8%となっている。知名度向上による新規顧客開拓、「プリントプロ」開始による顧客層の拡大で、ラクスル以外のパートナー開拓などでラクスルに対する依存度を下げる取り組みを行っている。

印刷通販は1990年代後半に登場した後、インターネットの普及とともに急速に市場が拡大。今後も成長が見込まれる。一方、印刷通販業界への参入は2007年頃から増加。それに比例して価格競争が厳しくなり、近年は新規参入企業は減少傾向にある。上位数社による寡占市場と化していくとの予測が現実のものになりつつあるとしている。

概 要
事業内容インターネットを用いた印刷物の受注販売
本社鹿児島市城南町10番7号
代表者小田原洋一
設立1987年7月
上場前資本金1億7,816万2,000円
発行済株式数5,220,400株(上場時)
筆頭株主PNコーポレーション(上場前44.07%)
公募株式数750,000株
売出株式数856,100株(オーバーアロットメント240,000株)
初値2,041円(45.7%高)
公開価格1,400円(10月9日)
ブックビル仮条件1,360円~1,400円(9月27日)
ブックビル期間10月1~5日
引受証券みずほ(主幹事)、岡三、いちよし、東洋、SBI、マネックス
 
業績推移
売上高経常利益1株利益配当
2016/105,858百万円523百万円96.57円
2017/106,848百万円657百万円92.42円
2018/10(予想)7,372百万円725百万円106.66円

[本紙9月21日付2面]

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