☆新規上場紹介 ソフトバンク 12月19日 東証1部 通信事業と最先端ビジネスを展開(2018年11月26日)

※→IPOカレンダー2018/→新規上場紹介/→ブックビル大作戦・IPO診断・IPO社長会見

ソフトバンク(9434)が12月19日、東証1部に新規上場(IPO)する。

同社グループは1981年に設立された日本ソフトバンク(現ソフトバンクグループ、9984)を親会社とする企業集団に属する。事業はコンシューマ(売り上げ構成比74.2%)、法人(同16.5%)、流通(同9.1%)、その他(同0.2%)に分かれる。

コンシューマ事業は個人向けに移動通信サービス、ブロードバンドサービスなどの通信サービスを提供。移動通信サービスでは「SoftBank」「Y!mobile」「LINEモバイル」の3ブランドを展開。ブロードバンドサービスとのセット契約割引「おうち割」や、兄弟会社のヤフー(4689)との連携などにより、顧客基盤の拡大を図っている。

法人事業では通信サービスで得たビッグデータの分析を生かし、新たなサービスの開発・提案を行う。また、フィンテック、セキュリティー、クラウド、AI(人工知能)、IoT(モノのインターネット)などの領域で新たなサービスを展開。流通事業はソフトウエアの卸販売というソフトバンクグループの創業事業を受け継ぐ。

2019年の5G(第5世代移動通信システム)サービス提供に向けては、その要素技術である「Massive MIMO」を世界で初めて商用化。18年3月には先頭車両にドライバーが乗車し、後続車両を5G通信で接続したトラックの高速道路での隊列走行実証実験を成功させ、5G通信技術を活用したトラックの自動運転の実現に向け一歩を踏み出した。

強みは通信領域で培った高度な営業・マーケティングノウハウを生かした顧客基盤拡大と、ソフトバンクグループとして得られる世界中の最先端テクノロジーの知見を生かした新規事業の創出力。

後者に関しては、運用資産10兆円規模の「ソフトバンク・ビジョン・ファンド(SVF)」の投資先や、ヤフー、アーム(半導体設計大手)といった兄弟会社、ソフトバンクグループのビジネスパートナーなどと連携し、フィンテック、ロボティクス、シェアリングエコノミー、AI、IoT、クラウド領域のテクノロジーやビジネスモデルを合弁会社などを通じ日本で導入・展開している。

例えば、18年6月にヤフーと設立したジョイントベンチャーの「PayPay」。同社はSFVの投資先であるPaytm(インド)の技術を活用し、QRコードやバーコードを使ったスマートフォン決済サービスを手掛ける。同年6月にはDiDi(滴滴出行)と次世代タクシー配車サービス会社も設立した。

また、トヨタ(7203)と戦略的提携に基づき新会社MONET Technologiesを設立。ソフトバンクが開発した、スマートフォンやセンサーデバイスなどからのデータを収集・分析する「IoTプラットフォーム」と、トヨタが構築したコネクテッドカーの情報基盤「モビリティサービスプラットフォーム」とを連携し、新しいモビリティサービスを提供していく。

概 要
事業内容移動/固定通信事業およびICTソリューションの提供
本社東京都港区東新橋1―9―1
代表者宮内謙
設立1986年12月
上場前資本金2,043億931万6,000円
発行済株式数47億8,714万5,170株(上場時)
筆頭株主ソフトバンクグループジャパン(上場前97.57%)
公募株式数なし
売出株式数16億369万3,700株(このほかオーバーアロットメントで1億6,036万9,400株)
初値
公開価格1,500円(12月10日)
ブックビル仮条件1,500円(11月30日)
ブックビル期間12月3~7日
引受証券野村、大和、SMBC日興、みずほ、三菱UFJモルガン・スタンレー、SBI(共同主幹事)、岡三、東海東京、岩井コスモ、水戸、西日本シティTT、松井、マネックス、あかつき
 
業績推移
売上高経常利益1株利益配当
2018/33,582,635百万円637,933百万円97.64円181.43円
2019/3(予想)3,700,000百万円700,000百万円87.73円37.50円

[本紙11月27日付2面]

News一覧へ