☆新規上場紹介 サンバイオ(4592) 4月8日、マザーズ。「再生細胞薬」開発会社(2015年03月23日)

※→IPOカレンダー2015/→新規上場紹介/→ブックビル大作戦/→IPO診断/→IPO社長会見

サンバイオ(4592)が4月8日、マザーズに新規上場する。

再生細胞薬の開発を通じてアンメットメディカルニーズ(いまだ治療法が見つかっていない医療ニーズ)を充たし、ステークホルダーにとっての価値を創造することを目指す。

再生細胞薬とは、病気や事故で失われた身体機能の自然な再生プロセスを誘引ないし促進させ、運動・感覚・認知機能などを再生させる効能が期待される医薬品を指す。同社が開発中の再生細胞薬は、神経機能を再生させる作用を持つ「SB623」と「SB618」、骨髄由来の筋肉幹細胞「SB308」の3種類。いずれも「製品供給権」を確保していることが大きな特徴だ。

多くの創薬ベンチャーが製造をパートナー企業に任せているのに対し、同社は大学など研究機関から技術を導入して米国子会社サンバイオInc.を拠点に基礎段階から自社で研究を行う。安全性と有効性を確認する段階まで開発を進めたところで、販売網を有する製薬会社に開発権および販売権をライセンス許諾。契約一時金やマイルストン収入に加えて、製品販売に対するロイヤルティー収入、製品供給収入も得ることができる。

最も開発が進んでいるのが慢性期脳梗塞治療剤「SB623」。昨年2月に米国で完了したフェーズⅡa臨床試験で安全性と有効性が確認されており、現在は大日本住友製薬(4506)と北米における共同開発契約および販売権に係る契約を、帝人(3401)とは日本における開発権および販売権に係る契約を締結済み。製品販売前の臨床試験段階から収入を得ているため、創薬ベンチャーにはめずらしく上場前から黒字化(前1月期の経常利益は22億3,000万円の見込み)を実現している。

今後は「SB623」について他地域でパートナーを探すほか、外傷性脳損傷や網膜疾患など、慢性期脳梗塞以外の脳神経系疾患への適応が期待されている。(Y)

概 要
事業内容医薬品の研究、開発、製造、販売
本社東京都中央区明石町 8-1 聖路加タワー
代表者森敬太
設立2013年2月
上場前資本金8,957万3,000円
発行済株式数(上場時)4,362万484株(上場時)
筆頭株主川西徹 (上場前 29.39%)
公募株式数4,000,000株
売出株式数2,500,000株(オーバアロットメント 975,000株)
初値
公開価格(3/30)
ブックビル仮条件1,600~2,000円 (3/19)
ブックビル期間3月23日~3月27日
引受証券野村(主幹事)、みずほ、SBI、SMBC日興
 
業績推移
売上高経常利益1株利益配当
2014/1204百万円△587百万円-円-円
2015/1(見込)3,229百万円2,230百万円44円-円
2016/1(予想)2,074百万円△1,109百万円-円-円

[本紙3月24日付2面]

News一覧へ