[液晶ガラス業界] 液晶ガラス需給逼迫は2010年春まで継続の様相。(日興シティグループ証券)

2009年7月17日 9:14

 日興シティグループ証券は7月16日に液晶ガラス業界のレポートを発表し、目標株価は2,000円→1,350円に引き下げたが日本電気硝子(5214)の投資判断を「1M(=買い/中立)」継続で、7〜9月期以降の業績回復モメンタムの強いと解説。
 中長期では太陽電池用ガラスのポテンシャルもある旭硝子(5201)に注目。旭硝子の目標株価も1,650円→970円に引き下げたが、投資判断を「1M(=買い/中立)」継続。

 中国で農村に家電製品を普及させるための購入金補助政策の「家電下郷」は農民の戸籍を持つ者に限られるが、6月から都市部の家電製品の買換え時に10%を補助する「以旧換新」が9市(北京、上海、天津、浙江など)で始まっていて、今後本格的に全国の都市部で展開される見通しのため、2010年の旧正月(1月末〜2月初旬)、労働節向けに再び液晶テレビの需要の波が訪れる見通し。
 液晶ガラス基板も来年春頃までは需給逼迫が継続しそうで、2010年もガラスの新溶解窯の増設は限られる見通しで、年間を通じて良好な需給バランスが継続しそう。

 0.7ミリという薄さで一辺の長さが2メートルを超える大型のガラス基板を、平坦度高く、内部に気泡が入らないように製造するという極めて高い技術力が必要とされるので、参入障壁も高く、製造メーカーはコーニング、旭硝子、日本電気硝子、アヴァンストレート(旧NHテクノグラス)の4社。
 LGケミカルが参入を表明したが、技術的にクリアすべき課題も多いので、本格的な製品供給に至るには相当な時間を要するだろう。

 日本電気硝子の来期予想PERは11倍と、液晶銘柄とされている日東電工の18倍、JSRの20倍と比較して割安と紹介。(W)

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