[クラウドコンピューティング] (野村証券)
野村証券は9月10日のレポートで、IT資源をインターネット経由でサービスとして提供する「クラウドコンピューティング」は2009年度最大のIT業界のテーマとなっていると解説。
ただ、大企業の基幹系システムでは、過去の構築経験やノウハウが強みとなりベンダー変更が起き難く、既存ベンダーによる囲い込み効果が大きいため、クラウドコンピューティングにおいても主導権は既存ベンダーにあると指摘。
一方、中堅中小企業向けや大企業でもオフィスレベルのシステムでは、近年ネットブックやスマートフォン、WiMaxなどの新しい端末、通信方式が増加し、それを活用する新規アプリケーションの提案が具体化しつつあるので、これらの分野で大企業基幹系分野よりも先にクラウドコンピューティングが普及すると予想。
中期的にクラウドコンピューティングで大きな役割を担う可能性がある銘柄として、トレンドマイクロ(4704)に期待していると解説。クラウド環境におけるサーバやネットワーク、スマートフォンなどのパソコン以外の端末分野で、中期的にトレンドマイクロのセキュリティ製品の順調な拡大を予想。レーティングは「2」(=3段階評価の第2位)。
新しい通信方式、通信端末の活用によるシステム需要の拡大で大塚商会(4768)、レーティングは新規に「1」。
新規アプリケーションのサービス提供(SaaS)の増加期待でオービックビジネスコンサルタント(4733)、レーティングは新規に「2」の2社に注目。
クラウドコンピューティング用途のデータセンタ整備が活発化する場合には、ネットワンシステムズ(7518)、伊藤忠テクノソリューションズ(4739)がデータセンタ構築において役割を拡大する可能性が注目されると解説。レーティングは共に「2」。
(W)
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