[変化の兆しが表れ始めた小売業界] (東海東京調査センター)

2010年3月15日 10:35

 東海東京調査センターは「ウィークリー(3月15日号)」で、昨年12月から百貨店の販売が回復基調にあり、株式市場の回復の効果もあり1月は高額品(美術、宝飾、貴金属)が前年並みに回復したと解説。
 
 高島屋(8233)は12月以降、4ヵ月連続で前年割れ幅が縮小している。衣料品・雑貨を中心に販売が改善し、1月は宝飾品の売り上げが前年実績を上回った。3月2日に大阪店を4割増床し、リニューアルオープンした。20代向けの人気ブランドを導入する一方で、富裕層向けの海外高級ブランド売り場も強化し、百貨店の最大の特徴である総合力をさらに強化したと紹介。

 三越伊勢丹ホールディングス(3099)はファッション性の強化、J.フロントリテイリング(3086)は若者顧客を取り込むために低価格品の導入を積極化している。

 衣料専門店ではユナイテッドアローズ(7606)は世界のファストファッションブランド(最新の流行を取り入れながら価格は安く抑えた衣料)が次々と日本に進出したこともあり、競争力が低下し、販売低迷が長期化していたが、昨年12月から3ヵ月連続で既存店売上が前年比プラスを確保。無駄な商品を削減し、着回しのきく商品を充実させていることが販売改善に寄与していると解説。(W)

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