売買システムを検証するためのバックテストは、システムを完成させる際の重要なポイントです。細かな点まで、実際のトレードと合わせていく必要があります。
売買システムを頭の中で考え、それが一回で理想的なシステムとなることはほぼありません。バックテストに選んだ期間で、まずは徹底的にシステムを検証します。ただし、バックテストで利益が最大になるシステムを構築してしまうと、実際のトレードではあまり利益が上がらない場合があります。このようにシステムを過去データに最適化してしまうことをカーブフィッティング(またはデータマイニング)といいます。
カーブフィッティングを避けるためには、フューチャーテストを行います。これも実際に未来のテストはできないので、過去データを使います。例えばですが、過去10年のデータのうち、10年から3年前まででバックテスト行い、3年前から現在までは、フューチャーテストの期間とします。ここでシステムがうまく稼動すれば、カーブフィッティングせず、実際に使えるシステムに近づいているといえるでしょう。
また、バックテストでもあまりに古過ぎるデータは考えものです。相場状況は常に変化を続けているからです。
トレンドにも注意を払いましょう。バックテストを行う場合でも、上昇トレンド、もしくは下降トレンドばかりの期間で行うと、そのトレンドにだけ合ったシステムが出来上がってしまいます。双方のトレンドを含んだ期間で検証するのが賢明でしょう。

バックテストは、実際の取引を想定したテストです。細かな部分まで実際のトレードと同じように設定にしていく必要があります。
まず手数料を忘れてはいけません。手数料は、買いでも売りでも必ず発生する費用です。手数料も「チリも積もれば山となり」ます。忘れずにシステムに組み込みます。
スリッページも起こりやすいリスクのひとつです。これは、注文した価格と約定した価格とのずれをいいます。流動性が低い場合は、特に起こりやすくなります。またマーケットが盛り上がって注文が大量に入り、思った値段で約定できないことも、間々あります。
そのほか、前項で説明した、勝率やPF、最大ドローダウン、シャープレシオなどから自分の心理的負担の度合いや資金力を考慮して、自分に合った売買システムを構築していきます。