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速報・市況2024年8月9日

☆[概況/前引け] リクルートや商社、フジクラが高い。東京エレクは伸び悩み

前引けの日経平均は549円高の3万5,380円、TOPIXは36ポイント高の2,498ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,340、下落銘柄数は278。出来高は12億8,649万株、売買代金は3兆3,152億円。
米国株の大幅反発を受けて、日経平均も朝方840円高の3万5,671円となったが、買い一巡後は伸び悩み、3万5,400円近辺での推移となった。
米国で週間の新規失業保険申請件数が前週の水準を下回ったため、求人サイト運営のリクルートが買われた。
三井住友も高く、伊藤忠など商社株も堅調だった。
フジクラ(5803)はデータセンター向けに光部品製品が拡大し、第1四半期が好決算で、上期予想を増額したが、下期予想は据え置いたため、再度の上方修正が期待されストップ高買い気配となった。
トレンドマイクロは北米でリストラを行った影響で、一時的に停滞したが、第3四半期も従業員数は増やさない方針であり、下期から売上高が拡大するにつれ、利益が四半期度に増加していく傾向が続くと期待され、ストップ高買い気配。
東京エレクトロンは業績予想の上方修正で高寄りしたが、伸び悩んだ。中国向けの売上比率は今第1四半期の50%から、今後は25~30%に低下という見通しを示したが、モルガン・スタンレーでも中国向けの売上は、中国での装置国産化政策の影響で今後急速に縮小する可能性があると考えており、2026年3月期以降の業績予想を下方修正した。
ゲーム開発のネクソンは第3四半期の利益計画がアナリスト予想を下回り大幅安となった。

業種別上昇率上位は非鉄、石油、卸売、サービス、ノンバンクで、下落率上位は電力ガス、金属、陸運、空運、食品。(W)

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