前引けの日経平均は326円高の2万7,577円、TOPIXは18ポイント高の1,925ポイント。東証グロース市場の上昇銘柄数は1,373、下落銘柄数は383。出来高は5億3,120万株、売買代金は1兆4,165億円。
米国で経済指標が市場予想を下回り、景気減速を示唆したため、FRBが年内に利上げペースを鈍化させる見方から、米国株は3日続伸となり、日経平均も3日続伸となった。
香港株の反発も好感され、上げ幅を拡大した。
キーエンスやファーストリテイリング、任天堂が買われ、エーザイも高く、ベイカレントやSHIFT、サイボウズ(4776)といった中小型グロース株も物色された。
マネーフォワードは東海東京調査センターが目標株価を引き上げた。
一方、米半導体大手テキサス・インスツルメンツが発表した第3四半期(7~9月)決算と第4四半期(10~12月期)の見通しが、いずれもアナリスト予想を下回り、時間外取引で売られたため、レーザーテックと東京エレクトロンはさえない。
海運大手は三菱UFJモルガン・スタンレー証券が「Underweight」に下げたことで売られた。
業種別上昇率上位は医薬品、サービス、精密、ノンバンク、化学で、下落率上位は海運、鉄鋼、陸運、ゴム、石油。(W)