大引けの日経平均は251円安の3万6,581円、TOPIXは21ポイント安の2,571ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は359、下落銘柄数は1,234。出来高は17億3,770万株、売買代金は4兆2,172億円。
米国で8月の消費者物価と生産者物価の上昇率が鈍化したため、来週のFOMCの利下げ幅は0.5%ではなくて0.25%という見方が大勢を占めていた。
しかし、ウォールストリート・ジャーナルが0.25%と0.5%の両方の選択肢がまだあることを示唆したため、ドルが売られ、円相場は一時140円台半ばの円高となり、日経平均は391円安の3万6,441円となった場面もあった。
円高でトヨタやキヤノンが売られ、米国金利低下で東京海上など保険も安い。
アステラス製薬はFDA(米食品医薬品局)が更年期障害治療薬で稀に重篤な肝障害と警告したため売られた。
ビジョナルはビズリーチの増収率予想の鈍化で下落した。
一方、川崎重工はゴールドマン・サックス証券が新規「買い」判断で高い。
葬儀関連の鎌倉新書(6184)は株主還元の拡充でストップ高となった。中期経営計画の期間中の3年間の限定措置として、配当は配当性向100%または1株当たり20円のいずれか低い方とすると発表した。前期の配当は4円だったが今期は20円となる。
業種別下落率上位はゴム、輸送用機器、医薬品、保険、電力ガスで、上昇率上位は海運、鉱業、鉄鋼、空運、機械。(W)