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速報・市況2025年2月18日

☆[概況/10時] 防衛関連が人気

10時6分時点の日経平均は140円高の3万9,314円、TOPIXは7ポイント高の2,774ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は752、下落銘柄数は811。出来高は6億3,981万株、売買代金は1兆4,451億円。
日経平均は寄り付きの買い一巡後に、一旦小幅安となった場面もあったが9時半以降に再び買われ、一時182円高の3万9,356円となった。
ミュンヘン安全保障会議は2月14日から16日にかけて開催され、ウクライナのゼレンスキー大統領は「欧州軍」の創設を求めた。
トランプ米大統領が18日にサウジアラビアで開始予定のロシアとの協議から欧州各国とウクライナを除外したことを受け、フランスのマクロン大統領は17日に、英国のスターマー首相やドイツのショルツ首相を含む各国首脳をパリに招き、欧州域内の防衛能力強化策について協議した。
防衛力の強化に向けた支出増を求める声が出る一方、ウクライナに平和維持軍を派遣する案については意見が分かれた。
ドイツ連邦議会(下院)選挙への影響を避けるため、ウクライナ支援計画の発表は投開票日である今月23日の後になる見込み。
欧州の防衛力強化への期待で、17日の欧州株式市場ではスウェーデンのサーブやドイツのラインメタル、英国のBAEシステムズ、フランスのタレスといった軍需産業が大幅高となった。
その影響では三菱重工とIHI、川崎重工、日本製鋼所(5631)が高い。
その他、アドバンテスト、サンリオ、古河電工が買われ、エムスリーが高い。
一方、フジクラは小幅安で、ユーグレナが安い。

業種別上昇率上位は機械、電力ガス、サービス、繊維、陸運で、下落率上位はゴム、水産農林、海運、ガラス土石、証券。(W)

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