11月30日の米国株式市場は上昇。
パウエルFRB議長が講演で、利上げペース鈍化は早ければ12月の会合(13日~14日)の可能性と発言したことが好感された。
インフレは依然として高すぎると述べ、今後は賃金が重要となり、労働市場が軟化し商品と住宅のインフレが鈍化するという道筋ははっきりしていると解説。
そして、利下げはすぐにやることではないと述べたが、経済を「クラッシュさせた上で後始末する」ことは適切と考えず、深刻な景気後退を招けば、大きな人的犠牲を伴うと発言した。
NY証券取引所ではユナイテッドヘルスやホームデポ、ビザやセールスフォースが買われた。
ナスダックではテスラやアップル、マイクロソフト、アマゾン、エヌビディアが高い。
サイバーセキュリティのクラウドストライクは第4四半期の売上高見通しがアナリスト予想に届かなかったため、大幅安となった。
NYダウ工業平均は前日比737ドル(2.18%)高の34,589ドル。ナスダック総合指数は前日比484ポイント(4.41%)高の11,468。S&P500指数は前日比122ポイント(3.09%)高の4,080。
NYダウ採用銘柄はマイクロソフト、セールスフォース、アップルなどが買われ、ウォルマートと3Mは小幅安。上昇は28銘柄、下落は2銘柄。