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概況/米国市場2022年12月15日

☆12月14日の米国株式市場は反落。ターミナルレートが上昇したことで売られたが、FRB議長会見で下げ幅を縮めた

12月14日の米国株式市場は反落。
FOMCは0.5%の利上げを発表し、4回連続での利上げ幅の0.75%から縮小した。誘導目標は4.25%~4.5%。
FOMCメンバーによる2023年末の政策金利予測の中央値は9月のFOMC時点では4.625%だったが、今回は5.125%に引き上げられた。
これまでの市場では来年の政策金利の最終到達点(=ターミナルレート)を4.9%前後を予想していたため、NYダウは一時404ドル安となった。
その後、パウエルFRB議長が会見で「サービスのインフレ期待が迅速に下向くことはなく、一段の利上げ必要で、これが金利のピークを引き上げた理由」と述べたが、「迅速に利上げしてきたため、利上げペースを緩やかにすることが適切」と発言したため下げ幅を縮めた。

NY証券取引所ではバンク・オブ・アメリカやアクセンチュアが売られ、医薬品のイーライリリーとファイザーが買われた。

ナスダックではアップルとテスラ、エヌビディアが売られ、アストラゼネカとTモバイルUSが上昇。

NYダウ工業平均は前日比142ドル(0.42%)安の33,966ドル。ナスダック総合指数は前日比85ポイント(0.76%)安の11,170。S&P500指数は前日比24ポイント(0.61%)安の3,995。
  
NYダウ採用銘柄はゴールドマン・サックスやアメリカン・エキスプレス、インテルなどが売られ、メルクやボーイング、P&Gなどが買われた。上昇は9銘柄、下落は20銘柄。

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