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コラム2022年12月12日

【本日のマーケット】12月12日(月)

12月12(月)のマーケット                                                                   

12月9日の米国株式市場は反落。11月の卸売物価指数が前年同月比7.4%上昇と、10月の8.1%上昇から鈍化したが、市場予想の7.2%上昇を上回った。来週13日に発表される消費者物価も市場予想を上回るのではないかと警戒され、FRBによる金融引き締めの長期化が懸念された。景気悪化観測でNY原油先物が6日続落となり、シェブロンが売られ、コノコフィリップスは8日続落。ウォルマートはCEOが万引きがこれまでになく増えていると語り、万引きが減らなけらば閉店や値上げの可能性もあると述べたため売られた。NYダウは前日比305ドル(0.90%)安の33,476ドル。ナスダックではスポーツ衣料のルルレモン・アスレティカはクリスマス商戦を含む10~12月期の売上高予想がアナリスト予想よりも低かったため売られた。テスラはリバウンド狙いの買いが入り、5日ぶりに反発。NASDAQ総合指数は前日比77ポイント(0.70%)安の11,004。S&P500指数は前日比29ポイント(0.74%)安の3,934。

先週末の米国株反落と13~14日のFOMCを控え、日経平均も反落して始まったが、安寄りした後、下げ幅を縮めた。イエレン米財務長官が米国のインフレは23年末までに大幅に鈍化と予想したことが下支え要因となった。プライム市場では、レーザーテックが売られ、三井ハイテックは第3四半期が第2四半期比減益で下落。鉄鋼と非鉄が安い。一方、海運が買われ、川崎重工など防衛関連が高い。日本駐車場開発は好決算で、gumiは上期が営業黒字転換で急騰。

スタンダード市場では、住石HDが反発し日本精密が大幅続伸。ファンドクリエーションは低圧太陽光発電所の買い取り事業開始でストップ高。防衛関連の細谷火工が高い。アサヒ衛陶は中国企業のEVスタンド機器の販売代理店で一時ストップ高となったが買いが続かず下落した。

グロース市場では、M&A総研がロックアップ解除日が25日のため大株主からの売却警戒で大幅反落。CINCは今期大幅減益予想で急落した。スパイダープラスが大幅安。サスメドは5日続伸。ANYCOLORは反発。サンアスタリスクはプライム市場への昇格が決まり大幅高。

チャート上では、短い上ヒゲを伴う陽線。底堅さがうかがえるが、イベントを前に様子見ムード。5日移動平均線(2万7,778円)はキープしたが、25日移動平均線(2万7,928円)に上値を抑えられた。

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師走恒例 IPOラッシュ突入
日本証券新聞12月13日(火)紙面1面TOP記事掲載

スカイマーク 外国人は前向きに評価 monoAI 人気化の公算大

いよいよ師走恒例のIPO(新規上場)ラッシュ。今年は12月13日~29日の13営業日で25社が上場する。

目先の焦点は、市場は違えどスカイマーク(9204・G)大栄環境(9336・P)という大型案件が2社同時上場する14日。スカイマークは国内機関投資家が及び腰となる一方、海外機関投資家は前向きと、国内、海外で反応は分かれる。中期的成長性への不透明感などが国内投資家が及び腰となる一因に挙がるが、FOMC(米連邦公開市場委員会)前で全般動きにくいタイミングであることから穏健発進を読む声が多い。

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今日の市況概況
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12月12日(月)☆[概況/大引け]

復興特別所得税の防衛費転用検討で川崎重工が高い。来秋の重しという見方も

大引けの日経平均は58円安の2万7,842円、TOPIXは4ポイント安の1,957ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は774、下落銘柄数は973。出来高は9億2,188万株、売買代金は2兆2,389億円。
先週末の米国株反落と13~14日のFOMCを控え、日経平均も反落して始まったが、安寄りした後、下げ幅を縮めた。

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