☆新規上場紹介ヒロセ通商(7185) FXなど金融商品取引業者

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ヒロセ通商(7185)が3月18日、JASDAQに新規上場する。

投資家向けにインターネットを通じてFX(外国為替証拠金)取引およびバイナリーオプション取引(為替レートの動向を予想する金融商品)などを提供する金融商品取引業者。取引高ベースでGMOクリック(7177・JQ)、ヤフー(4689)傘下のYJFX!、マネーパートナーズ(8732)らに次ぐ業界5位あたりに位置している。

2004年の創業以来「お客さまの声をすばやく反映すること」を第一義として事業を展開。結果、「低コスト」「顧客サービスの徹底」といった特徴を持つ。

まずは「低コスト」。FXの投資単位は1万通貨が一般的だが、同社はこれを1,000単位と少額化し、手数料も省いた。加えて、取り扱い通貨は50通りと競合他社の倍以上に。こうして初心者を含めた幅広い層の顧客が利用できるような環境を整えることで、特定の大口顧客の動向に左右されない営業基盤の構築を目指す。

続いて「顧客サービスの徹底」。FXが24時間取引可能な金融商品であるとの性質上、顧客からの質問にも24時間応じることが望ましい。そこで同社では電話やメールでこれに対応するのはもちろんのこと、作業を外部委託することなく社内スタッフが担当してサービスの高品質維持を図る。

オリコン(4800・JQ)が毎年行うFX事業者の顧客満足度ランキングでは2014、15年と連続で1位に選ばれた。FX事業者は15年に約60社と、08年のピーク時から半減するなど、金融商品取引法施行といった業界健全化などを背景に淘汰(とうた)が進む。そのような中でも同社は15年3月期の口座数が27%増の25万口座に達し、取扱高も4%増と堅調を維持している。

**概　要**
事業内容	外国為替証拠金取引事業
本社	大阪府大阪市西区新町1−3−19
代表者	細合俊一
設立	2004年3月
上場前資本金	4億2,079万円
発行済株式数(上場時)	510万1,000株(上場時)
筆頭株主	細合俊一(上場前 12.23%)
公募株式数	570,000株
売出株式数	530,000株(オーバアロットメント 165,000株)
初値	830円(変わらず)
公開価格	830円(3/9)
ブックビル仮条件	800〜830円(3/1)
ブックビル期間	3月2日〜3月8日
引受証券	野村(主幹事)、SMBC日興、SMBCフレンド、岡三、みずほ、大和、SBI、岩井コスモ、エース、水戸