☆新規上場紹介シンシアコンタクト製造・販売会社

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シンシア(7782)が12月16日、マザーズに新規上場する。

病院経営・運営支援会社のキャピタルメディカ(港区)が2006年に買収、創業したコンタクトレンズの製造・販売会社。シード(7743・2部)、メニコン(7780)ともに創業60年と老舗企業が居並ぶ業界に参入した新興企業で、高品質を維持しながら低価格の商品の開発に取り組んできた。

最大の特徴は「使い捨て」だ。「1日使い捨て」「2週間交換」「1カ月交換」など使い捨てレンズに特化することでコストダウンを実現しており、例えば1日使い捨てタイプの場合、大手通販サイト上では先述した2社を含む多くの商品が1箱(30枚入)当たり2,000円台で販売されているケースが多いのに対して、同社の代表的なブランド「L-CON(エルコン)」は1,300円台で販売されている。

視力補正を目的としない「おしゃれ用レンズ」を多数展開することも特徴で、黒目を大きく見せる「サークルレンズ」、瞳の色を変えて見せる「カラーレンズ」などを手掛ける。おしゃれ用レンズは09年11月に薬事法の規制対象となったことで品質や販売方法について一定水準が課せられるようになり、これを契機に、同社の業界内ポジショニングが確立されたとの経緯がある。

近年は「海外販売」を積極化している点も大きな特徴だ。2013年に香港と台湾、翌年はタイとマレーシアでの販売を開始している。

**概　要**
事業内容	コンタクトレンズの製造・販売
本社	東京都中央区日本橋箱崎町30-1
代表者	中村研
設立	2008年9月5日
上場前資本金	1億円
発行済株式数(上場時)	2,089,000株(上場時)
筆頭株主	キャピタルメディカ(上場前77.33%)
公募株式数	200,000株
売出株式数	250,000株(オーバーアロットメント50,000株)
初値	1,950円(7.1％％安)
公開価格	2,100円(12/7)
ブックビル仮条件	1,940円～2,100円(11/28)
ブックビル期間	11月30日〜12月6日
引受証券	SBI(主幹事)、東海東京、藍澤、岩井コスモ、極東、東洋、日本アジア、マネックス、水戸

**業績推移**
	売上高	経常利益	1株利益	配当
2014/12	3,731百万円	366百万円	108.15円	ー円
2015/12	4,244百万円	318百万円	121.33円	ー円
2016/12(予想)	4,904百万円	319百万円	100.94円	ー円