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IPO2018年5月23日

☆新規上場紹介 SIG 6月21日 JASDAQ 公共系、製造系システム開発が柱

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SIG(4386)が6月21日、JASDAQに新規上場(IPO)する。

システム開発事業とインフラ・セキュリティサービス事業を行う。売上高構成(前3月期)は前者が8割、後者が2割。

システム開発事業は、官公庁・地方自治体などの公共事業や金融・サービス業向けの各種情報システム、プラント向けの制御・監視システム、製造装置向けの組み込みシステム開発など、さまざまな分野でシステム開発を展開している。

その中でも、特に以下の分野で豊富な開発実績とノウハウを持っている。①政令指定都市向け人事給与システムをはじめとした地方自治体の共済・年金システムおよび国民健康保険などに関するシステム開発。②電子部品装着用製造装置などの産業用ロボット向け組み込みシステムの開発。③携帯電話や自動車などの輸送車両へ移動体通信技術を利用して各種情報提供を行うテレマティクスサービスの開発。④大学事務担当者などの窓口業務の効率化を目的とした文教向け証明書自動発行機システムの開発。

また、情報システムの分野では、スマートデバイス向けのアプリケーション開発を数多く手掛け、企業の基幹システムと連動したシステム構築などのサービスを展開している。インターネット接続サービスを行う電気通信事業者が提供するSIMカード型サービスや光回線サービスに関するシステムの開発支援、IT企業が金融分野においてサービスを展開するフィンテックに関するシステム開発支援も行う。また、電力自由化をにらんで2014年にエネルギー系分野に進出。送配電事業者が提供する託送システムの開発支援・運用支援などを行っている。

一方、インフラ・セキュリティサービス事業では、公共向け、金融(証券)系企業向けのインフラ業務支援案件を軸に、クラウドや仮想化を含めたサーバやネットワーク構築や導入支援・運用保守などを手掛けている。米国企業の指紋認証装置を始めとする各種セキュリティ商材の販売などにも注力していく。

概 要
事業内容システム開発およびインフラ・セキュリティサービスの提供
本社東京都千代田区九段北4―2―1
代表者石川純生
設立1991年12月
上場前資本金3億910万円
発行済株式数(上場時)1,794,000株
筆頭株主IGカンパニー(上場前36.26%)
公募株式数150,000株
売出株式数148,000株(ほかにオーバーアロットメントで44,700株)
初値4,665円(2.3倍)
公開価格2,000円(6月11日)
ブックビル仮条件1,600円~2,000円(5月31日)
ブックビル期間6月4日から8日
引受証券岡三(主幹事)、SBI、SMBC日興、みずほ、いちよし、極東、東洋
 
業績推移
営業収益税引前利益1株利益配当
2017/33,547百万円210百万円83.07円―円
2018/33,804百万円300百万円111.47円―円
2019/3(予想)4,138百万円308百万円105.35円―円

[本紙5月24日付2面]

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