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IPO2018年8月28日

☆新規上場紹介 イーエムネットジャパン 9月21日 マザーズ インターネット広告事業を展開

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イーエムネットジャパン(7036)が9月21日、マザーズに新規上場(IPO)する。

韓国のオンライン広告代理店のEMNET INC.がインターネット広告事業の日本展開を行うため、2007年に日本支社を設立して事業を開始。日本でのさらなる事業拡大を目的として13年に100%出資の日本法人として設立された。

主力サービスは、検索連動型広告(リスティング広告)と運用型ディスプレー広告。

検索連動型広告とは、ヤフーやグーグルなどが提供する検索エンジンの検索結果に表示される広告。検索キーワードと連動し、検索結果ページに関連する内容の広告が表示される運用型の広告で、ニーズ顕在層に向けてアプローチが可能な広告。キーワード単位で広告出稿ができ、ユーザーが広告をクリックすることで企業側に料金が発生するクリック課金システムのため、検索結果を表示させるだけでは広告費が発生しない点が特長。同社では、ユーザーが検索を行う際の環境、意図、興味・関心を把握した上で、配信するデバイスの選定、配信するタイミングの選定、広告を出すキーワードの選定、入札単価の調整、マッチした広告文の作成などを最適に行えるように支援している。

運用型ディスプレー広告は、ユーザーの性別、年齢、住所、職業といったデータや、興味・関心などの条件を設定することで、当該ユーザーの閲覧するポータルサイトやブログなどの広告エリアに広告を表示するもの。検索連動型広告ではアプローチできないユーザーへの接触が可能で、多くの見込み層、潜在層に向けたアプローチが可能な広告。

このほか、ソーシャルメディア広告、動画広告、アフィリエイト(成果報酬型広告)、スマートフォン向け広告などサービスを拡げている。

同社では、一人の営業担当者がクライアント企業に対して営業、広告の企画提案・運用・分析・改善までをワンストップで行う専任性。インターネット広告に関するコンサルタントとして総合的かつ専門的な見地からサービスを提供している。

なお、上場に際して調達した資金は人材採用費、認知度向上のための広告宣伝費、人員増に伴う人件費、教育研修費に充当する予定。

概 要
事業内容検索連動型広告(リスティング広告)、運用型ディスプレー広告を中心とした運用型広告を企画から運用、効果分析、改善提案まで一括して提供するインターネット広告事業を展開
本社東京都新宿区西新宿6―10―1
代表者山本臣一郎
設立2013年4月
上場前資本金9,000万円
発行済株式数(上場時)920,000株
筆頭株主EMNET INC.(上場前85.38%)
公募株式数50,000株
売出株式数176,000株(オーバーアロットメント33,900株)
初値7,000円(2.3倍)
公開価格3,000円(9月11日)
ブックビル仮条件2,880円~3,000円(8月31日)
ブックビル期間9月4~10日
引受証券みずほ(主幹事)、SBI、エイチ・エス、いちよし、岩井コスモ、東洋、マネックス、エース、東海東京、丸三、あかつき
 
業績推移
売上高経常利益1株利益配当
2016/125,291百万円111百万円103.19円―円
2017/126,080百万円167百万円140.94円―円
2018/12(予想)6,534百万円188百万円147.36円―円

[本紙8月29日付2面]

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