TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/前引け] マイクロソフトの時間外取引下落も影響。野村総研が安く、アドバンテストとLIXILは高い
速報・市況2024年10月31日

☆[概況/前引け] マイクロソフトの時間外取引下落も影響。野村総研が安く、アドバンテストとLIXILは高い

前引けの日経平均は160円安の3万9,116円、TOPIXは12ポイント安の2,691ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は884、下落銘柄数は694。出来高は9億7,661万株、売買代金は2兆1,807億円。
30日の米国半導体株安に加えて、マイクロソフトがクラウド事業売上高は10~12月期に鈍化する見通しを示したことで時間外取引で売られた。
これらを受けて、日経平均は反落したが、3万9,000円前後の水準では下値抵抗を見せ、やや下げ幅を縮めた。
日立は6日ぶりに反落し、ルネサスエレクトロニクスは第3四半期累計決算がアナリスト予想よりも悪化し、通期の売上収益予想が減収を見込んでいることで売られた。
京セラは減益決算で安い。
野村総研は第2四半期がアナリスト予想を小幅に下回ったことで下落した。産業ITは流通業での投資抑制の影響により、新規顧客獲得までの端境期が延びて需要が伸び悩んでいるとのこと。
一方、アドバンテストは通期業績予想の上方修正と自社株買いの発表が歓迎された。
オリエンタルランドはリベンジ消費の落ち着きによる旅行需要の減少や猛暑により入園者数が減少し、上期が減益決算だったが、悪材料の出尽くし感から買われた。
しかし、モルガン・スタンレーMUFG証券では、悪材料出尽くしと判断するのは時期尚早と述べている。
LIXIL(5938)は第2四半期の事業利益が前年同期比94%増だったことで大幅高となった。

業種別下落率上位は紙パルプ、電機、鉄鋼、情報通信、食品で、上昇率上位は金属、ゴム、陸運、精密、サービス。(W)

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