前引けの日経平均は359円高の3万6,370円、TOPIXは14ポイント高の2,548ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は978、下落銘柄数は608。出来高は9億2,291万株、売買代金は2兆4,886億円。
日経平均は上げ幅を拡大し、一時429円高の3万6,441円となった。
フェイスブック親会社の米メタ・プラットフォームズが1日発表した決算で、2024年の設備投資見通しを300億ドル~370億ドル(従来は300億ドル~350億ドル)に上方修正した。サーバーとデータセンターへの投資が寄与するとの見通しを示した。
これを受けて、ソシオネクストやSCREENが買われた。
ローム(6963)は通期の業績予想を下方修正したが、顧客の在庫調整の影響が厳しいためで、競争力が変化した訳ではないという見方から上昇した。
日本テレビは放送法の規定により、株主名簿への記載や記録を拒否された外国人にも配当を支払うと発表したため急騰し、他のテレビ局も軒並み高となった。
中国の国家新聞出版署が商品化を認可した輸入オンラインゲームのリストを公表し、「地下城与勇士:起源」が含まれていた。ネクソンの人気ゲームの「アラド戦記」は中国名が「地下城与勇士」なので、関連製品と期待された。
コニカミノルタは第3四半期累計が最終赤字だったが、上期に比べると赤字が減ったことや通期は5期ぶりの最終黒字予想のため買われた。
反面、赤字転落のあおぞら銀行は本日も大幅安が続いた。
海運が売られ、中外製薬は4日続落。
業種別上昇率上位は情報通信、その他製品、化学、電力ガス、電機で、下落率上位は保険、海運、医薬品、鉱業、証券。(W)