前引けの日経平均は192円高の3万7,691円、TOPIXは8ポイント高の2,747ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は526、下落銘柄数は1,049。出来高は8億1,531万株、売買代金は2兆170億円。
20日から22日にG7財務相・中銀総裁会議が開催され、この間に日米財務相会談を行う予定となっているため、様子見姿勢から伸び悩んだ。
政府が核融合発電を2030年代に実証する方針で、国家戦略に初めて明文化すると報じられた。
核融合では1グラムの燃料から石油8トン分ものエネルギーを得られ、温室効果ガスの排出もない。
レーザー核融合の開発を目指しているEX-Fuionと次世代高性能反射鏡を共同開発に取り組んでいるジェテックコーポレーション(3446)が大幅高となった。
フジクラは、核融合炉の実証に取り組む米コモンウェルス・フュージョン・システムズに超電導線材を供給し、電磁石の小型化に貢献するため、核融合発電関連として買われた。
サンリオが反発。日本独自型企業として海外投資家から関心が高まっていると期待された。
米エヌビディアが台湾でAI向けの大規模スーパーコンピューターの製造工場を建設する計画を発表したため、アドバンテストなど半導体関連が買われた。
一方、川崎重工は反落。
良品計画とセブン&アイも反落した。
業種別上昇率上位は非鉄、輸送用機器、サービス、銀行、電機で、下落率上位は繊維、金属、電力ガス、小売、水産農林。(W)