前引けの日経平均は652円高の3万8,296円、TOPIXは33ポイント高の2,776ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は861、下落銘柄数は724。出来高は12億2,704万株、売買代金は3兆830億円。
米中が関税を115%下げたことを受けて、世界経済の悪化リスクが後退し、日経平均は一時849円高の3万8,494円となった。
だが、日本が相互関税率をグローバル関税の10%以下に引き下げることや自動車分野の関税を撤廃することに向けた交渉のハードルは極めて高いままという見方から上げ幅を縮めた。
上海株は続伸となったが、香港株は前日まで8日続伸ですでに「相互関税」が発表される前の水準まで戻していたことから、反落した。
東証では川崎重工や任天堂、リクルートが買われ、中国関連の安川電機が大幅高。
楽天銀行は決算発表を受けて大幅高。
ネツレン(5976)は自社株買いの発表でストップ高買い気配。
一方、三菱重工は売られ、アドバンテストは小幅安。
業種別上昇率上位は海運、銀行、その他製品、医薬品、倉庫運輸で、下落率上位は水産農林、石油、建設、電力ガス、不動産。(W)