TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/前引け] 金融株が買われた。藤田観光が大幅続伸。KOKUSAI ELECと三越伊勢丹は安い
速報・市況2024年6月19日

☆[概況/前引け] 金融株が買われた。藤田観光が大幅続伸。KOKUSAI ELECと三越伊勢丹は安い

前引けの日経平均は225円高の3万8,707円、TOPIXは19ポイント高の2,735ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,131、下落銘柄数は463。出来高は6億8,414万株、売買代金は1兆6,544億円。
エヌビディアが時価総額で世界1位になったと報じられたため、AI関連のソフトバンクグループや半導体検査装置のアドバンテストが買われたが、日経平均は朝方に付けた3万8,800円近くで頭打ちとなり、上げ幅を縮めた。
三菱重工や三菱UFJ、日立、TDKが買われ、三菱自動車は株主還元を拡大する方針と報じられ大幅高。
藤田観光(9722)が大幅続伸。シンガポールを拠点に置く3Dインベストメントが、藤田観光の筆頭株主であるDOWAホールディングスから保有株を購入する意向と、18日にマージャーマーケットが報じた。
一方、ディスコや東京エレクトロンは小幅安で、KOKUSAI ELECTRICは「IR DAY」を開催したが利益確保の売りに押された。
本日は5月の訪日外客数が発表される予定だが、資生堂や三越伊勢丹といったインバウンド関連が安い。オーバーツーリズムによる混雑の弊害や、海外の航空会社が航空機の燃料を確保できないことを理由に増便などを見合わせる動きが相次いでいることを受けて、政府が掲げる2030年の訪日外国人旅行者6千万人の目標は達成できないのではないかという見方が出てきた。

業種別上昇率上位は保険、銀行、輸送用機器、機械、ノンバンクで、下落率上位は海運、小売、石油、紙パルプ、精密。(W)

関連記事