TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/前引け] 909円高。仮需の少なさは戻り売りの少なさに直結する
速報・市況2025年8月8日

☆[概況/前引け] 909円高。仮需の少なさは戻り売りの少なさに直結する

前引けの日経平均は909円高の4万1,968円、TOPIXは49ポイント高の3,037ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,062、下落銘柄数は491。出来高は14億2,485万株、売買代金は3兆5,592億円。
日経平均は大幅高となり、TOPIXは初の3,000ポイント乗せとなった。
東海東京インテリジェンス・ラボでは、プライム市場の時価総額に対する信用買い残高の比率は0.38%と低位で、差引の裁定残高の時価総額に対する比率は0.13%に過ぎないという。
こうした仮需の少なさは戻り売りの少なさに直結すると述べている。
ソフトバンクグループ(9984)が決算発表を受けて大幅高となり、時価総額が同社初の20兆円となった。
ソフトバンクグループの大幅高は個人投資家の投資意欲の拡大に貢献すると期待された。
自民党の両院議員総会が午後2時半から開催される。総裁選になると各候補が政策をアピールするために株高をもたらしやすいという見方も意識された。
ソニーグループやアドバンテスト、トヨタが高い。
ニトリは第1四半期が停滞したが、売上苦戦への経営の危機感が高まったという見方や、9月末に1株を5株に株式分割を実施することを発表済みなので、権利取りに対する期待もある。
一方、フジクラと古河電工が売られ、中外製薬は大幅安。

業種別上昇率上位は精密、情報通信、輸送用機器、ノンバンク、その他製品で、下落は医薬品、非鉄、ガラス土石。(W)

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