TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/前引け] ETF分配金捻出の売りを警戒。信越化学が売られ、コマツは年初来安値。一方、レーザーテックは持ち直し、HOYAは上場来高値
速報・市況2021年7月7日

☆[概況/前引け] ETF分配金捻出の売りを警戒。信越化学が売られ、コマツは年初来安値。一方、レーザーテックは持ち直し、HOYAは上場来高値

前引けの日経平均は279円安の2万8,363円、TOPIXは16ポイント安の1,938ポイント。東証1部の値上がり銘柄数は576、値下がり銘柄数は1,522。出来高は5億5,042万株、売買代金は1兆1,569億円。
明日、明後日のETFによる分配金捻出の売りが約8千億円と予想されているため、日経平均は朝方481円安の2万8,161円まで売られたが、その後は下げ幅を縮めた。
任天堂は新型スイッチを発表したが、材料出尽くし感から小反落。
米国金融株安を引き継ぎ、三菱UFJが安い。
信越化学が売られ、コマツは年初来安値を更新し、原油安を受けてINPEXが調整した。
キユーピーは下期の原材料高懸念で売られ、東和薬品はクレディ・スイスが弱気判断に引き下げたため下落した。
一方、EUV露光用フォトマスク欠陥検査装置のレーザーテックが持ち直し、半導体マスクブランクスのHOYA(7741)は上場来高値を更新した。
村田製作所とキーエンスも上昇。
政府が太陽光発電の導入量を2030年度に19年度比で2倍以上に増やす具体策の検討に入ったと報じられたため、レノバが続伸。
レディスカジュアルのハニーズは好決算で急騰し、フェリシモは第1四半期で通期の営業利益計画を超過したため、ストップ高買い気配となった。
業種別下落率上位は鉱業、石油、鉄鋼、保険、証券で、上昇は精密。(W)

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