前引けの日経平均は731円高の5万596円、TOPIXは51ポイント高の3,386ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,328、下落銘柄数は227。出来高は10億5,249万株、売買代金は2兆6,527億円。
日経平均は上げ幅を拡大し、TOPIXは終値ベースの最高値(11月13日の3,381)を上回った。
日経平均はこれまでのAI関連株の高騰の影響で、終値での最高値は10月31日の5万2,411円となっていて、現在は距離があるが、相場の物色がAI半導体関連以外に広がったことでTOPIXは底上げされた。
ソフトバンクグループは続伸となり、防衛関連の三菱重工も高い。
トランプ政権がロボティクス分野に関する大統領令を来年発出することを検討との報道を受け、ファナックや安川電機、ナブテスコ、不二越(6474)が買われた。
日本新薬は販売権を持っている筋ジストロフィー治療薬が、第3相臨床試験で肯定的なデータとなったため、新薬承認期待でストップ高買い気配。
ルネサスエレクトロニクスは、米サムタイム社がルネサスのタイミング(産業用の水晶発振器)事業の買収に向けて協議を進めていると報じられ上昇した。
アドバンテストと住友電工、古河電工は反落した。
業種別上昇率上位は卸売、証券、機械、情報通信、鉱業で、下落は水産農林、非鉄。(W)
