大引けの日経平均は316円高の2万6,138円、TOPIXは16ポイント高の1,902ポイント。 東証プライム市場の上昇銘柄数は1,366、下落銘柄数は391。出来高は10億6,526万株、売買代金は2兆4,622億円。
円高一服と日銀決定会合の結果発表を前に買戻しも入り、日経平均は反発した。
トヨタ(7203)を始めとした自動車株が高く、レーザーテックや村田製作などのハイテク株が買われ、長期金利上昇で調整していた不動産株も反発した。
一方、銀行株は続落となった。
大和証券では日銀はインフレ目標2%の持続的な実現を目指し、現在の賃金上昇率は低いと判断しているため、金融政策決定会合では金融緩和維持のメッセージを強調すると予想。
そして、日銀の政策修正に対する期待が過度に大きくなっており、決定会合終了後に金融セクターの株価が調整するリスクがあると指摘している。
反面、日銀の政策修正に対する過度な期待から進んだ円高が決定会合をきっかけに巻き戻され自動車株がアウトパフォームする可能性があると予想。
その他、本日の動きとしては、ベイカレントは昨年来高値を更新し、北の達人は来期の業績改善期待で大幅高となった。
他方、エーザイが反落し、塩野義と中外製薬、JCRファーマは昨年来安値を更新。
テラスカイは9~11月期が大幅営業減益で急落した。
業種別上昇率上位は輸送用機器、海運、電機、不動産、非鉄で、下落は銀行、空運、陸運、電力ガス、医薬品。(W)