TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] 史上初の3万9,000円。エヌビディア効果で半導体が買われ、円安で自動車も高い。資産効果で不動産も上昇
速報・市況2024年2月22日

☆[概況/大引け] 史上初の3万9,000円。エヌビディア効果で半導体が買われ、円安で自動車も高い。資産効果で不動産も上昇

大引けの日経平均は836円高の3万9,098円、TOPIXは33ポイント高の2,660ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,082、下落銘柄数は519。出来高は17億6,948万株、売買代金は5兆5,622億円。
米国のエヌビディアは、AIブームを受け、データセンター向けの高性能の画像処理装置(GPU)の販売が急増し、11月~1月期の売上高は前年同期比3.7倍となり、アナリスト予想を上回り、2月~4月期の売上高予想も中央値で240億ドル(前年同期比3.3倍)と、市場予想の219億ドルを大幅に上回った。
時間外取引で大幅高となったため、アドバンテストなどの半導体関連を主導に買われ、日経平均は史上初の3万9,000円乗せとなった。
日立(6501)やFA空圧制御機器のSMC、半導体製造装置向け電源のダイヘン、シリコンウエハ研磨装置の荏原、半導体封止材の住友ベークが最高値を更新した。
半導体製造工程で使用されるスパッタリング装置のアルバックはみずほ証券がマージン改善はまだ始まったばかりと述べ、目標株価を引き上げた。
その他、1ドル=150円台の円安を受けて自動車も買われた。
日経平均が最高値を更新したことを受けて、資産効果による高額物件の取得意欲が高まるという期待から、三井不動産(8801)も最高値更新となった。
一方、中外製薬はイーライリリーに対する経口GLP-1受容体作動薬(抗肥満薬)の「orforglipron」の導出条件が発表されたが、サプライズがないという見方から下落した。
グリーは海外売出で下落した。

業種別上昇率上位は電機、輸送用機器、機械、石油、鉱業で、下落は医薬品とサービス。(W)

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