TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] 小反落。キヤノンと銀行が売られ、レーザーテックとカプコンは買われた
速報・市況2022年10月27日

☆[概況/大引け] 小反落。キヤノンと銀行が売られ、レーザーテックとカプコンは買われた

大引けの日経平均は86円安の2万7,345円、TOPIXは12ポイント安の1,905ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は484、下落銘柄数は1,273。出来高は10億7,864万株、売買代金は2兆6,894億円。
日経平均は小反落。
キヤノンは7~9月期の営業利益がアナリスト予想を下回ったことで売られた。
メガバンクは米国債利回りの上昇により外債の含み損が拡大していることが警戒された。
外貨建て預金に利益確保の解約も増えているのではないかといった見方から、ふくおかFGや千葉銀行などの地銀株の下げも目立った。
一方、メタプラットフォームズの設備投資計画が前年比で拡大しているため、レーザーテックは買われた。
カプコンは業績上方修正で高く、トビラシステムズは、NTTドコモがトビラシステムズの「迷惑情報データベース」を活用し、詐欺などの迷惑なSMSを自動で迷惑メッセージフォルダへ振り分けるサービス「あんしんセキュリティ(迷惑SMS対策)」をサービス提供開始したことで急騰した。
日本カーバイド工業(4064)はいちよし経済研究所がレーティングを新規に「A」と発表したことで注目された。チップ抵抗器に用いられるアルミナセラミック基板と半導体用金型クリーニング材が成長を牽引すると予想している。

業種別下落率上位は銀行、海運、繊維、紙パルプ、ノンバンクで、上昇は鉱業、電力ガス、石油、機械。(W)

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