TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] 日経平均は辛うじて7年連続の大納会の下落を免れたが、TOPIXは6年連続の大納会黒星
速報・市況2022年12月30日

☆[概況/大引け] 日経平均は辛うじて7年連続の大納会の下落を免れたが、TOPIXは6年連続の大納会黒星

大引けの日経平均は0.8円高の2万6,094円、TOPIXは3ポイント安の1,891ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は895、下落銘柄数は843。出来高は8億8,180万株、売買代金は2兆1,399億円。
米国株大幅反発を受け日経平均も反発したが伸び悩んだ。
辛うじて前日比プラスで取引を終え、7年連続の大納会の下落は免れた。
ただ、トヨタやソニーグループ、キーエンス、武田薬品が小幅安で、リクルートやメドレーが売られた。
主力株がさえず、TOPIXは6年連続の値下がりとなった。

中国からイタリア到着便で変異株が検出されず、中国でiPhone生産増加が下支え要因となったが、前回の金融危機を当てた経済学者のルービニ氏が次の景気後退は深刻で長引くとの見方を示していることや中国軍機が米軍機に異常接近したことは気掛かり要因。

こうした中、今期株主還元拡大視野の川崎汽船や業績上方修正のアダストリアが買われ、メルクやイーライリリーへのライセンス供与のペプチドリームは好調持続した。
中国は感染急拡大により、訪日客への期待が低下しているが、中国以外のアジアの国々も春節休暇があるため、藤田観光やマツキヨココカラや観光地向けに訪日外国人に対応した多言語接続サポートと観光ガイド機能を備えた「SHINOBI Wi-Fi」サービスのファイバーゲート(9450)は買われた。
反面、ウォール・ストリート・ジャーナルが、パソコンやスマホの低迷で半導体の供給過剰を報じたため、レーザーテックが売られた。

業種別上昇率上位は海運、銀行、小売、ガラス土石、保険で、下落率上位は鉱業、石油、食品、その他製品、水産農林。(W)

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