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速報・市況2023年1月16日

☆[概況/大引け] 日銀決定会合を控え続落。銀行が反落し、重工3社の下げが目立った

大引けの日経平均は297円安の2万5,822円、TOPIXは16ポイント安の1,886ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は458、下落銘柄数は1,322。出来高は11億4,001万株、売買代金は2兆5,564億円。
17日から18日の日銀金融政策決定会合を控えて、イールドカーブコントロールの変動幅の再拡大やイールドカーブコントロール自体の廃止への思惑から、円が買われ、円相場は1ドル=127円台となり、日経平均は続落となった。
そして、日銀金融政策決定会合を通過しても、次期日銀総裁選びの目途が付くとされる1月末までは、金融政策変更に対する不安がくすぶるといった見方も聞かれた。
先週買われた銀行株が利益確保の売りで反落し、東京エレクトロンも反落した。
円高進行で海運株が売られ、重工3社の下げが目立った。
デンカは通期営業増益予想を減益予想に下方修正し、配当予想も大幅に減額したため急落した。
一方、エーザイは日本でもアルツハイマー病治療薬の「レカネマブ」の新薬承認申請を行ったことで買われた。
ベイカレントは好決算で急騰し、金属ホックのモリト(9837)は今期の配当予想を54円(22円増配)としたためストップ高となった。連結自己資本配当率(DOE)の目標を1.5%→4.0%に変更したことが要因。

業種別下落率上位は銀行、海運、非鉄、保険、鉄鋼で、上昇率上位は石油、繊維、ノンバンク、サービス、食品。(W)

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