大引けの日経平均は101円安の3万8,262円、TOPIXは5ポイント安の2,627ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は599、下落銘柄数は991。出来高は15億3,549万株、売買代金は4兆2,861億円。
米国でエヌビディアが決算発表を前に下落したため、アドバンテストを筆頭に半導体関連は売られた。
ただ、半導体検査器具の日本マイクロニクスはモルガン・スタンレーMUFJ証券が目標株価を1万円に引き上げたため急騰した。半導体検査器具のプローブカードの需要急増に対して、供給能力を拡大するため、2026年12月期までの中期経営計画は1年前倒しで達成すると予想している。
保険の第一生命とT&Dが下落し、NY原油先物が反落したためコスモエネルギーも売られた。
一方、あおぞら銀行は「来期第1四半期より復配予定」とされたため大幅高となった。
任天堂やバンダイナムコなどゲーム関連が高い。
サンリオは「ハローキティ50周年」効果に注目したSBI証券が目標株価を引き上げた。
越境EC関連のBEENOS(3328)は英国の「物言う株主」のアセット・バリュー・インベスターズによる保有判明で急騰した。
レゾナックは野村証券が、半導体材料の売上回復とモビリティでの価格転嫁の継続などにより今期の営業利益は計画を大幅に上回ると予想し、レーティングを引き上げた。
業種別下落率上位は鉱業、保険、石油、機械、空運で、上昇率上位はその他製品、ゴム、紙パルプ、空運、繊維。(W)