TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] 3万3,300円の水準では下値が堅く、下げ幅を縮めた。双日とさくらインターネットが急騰
速報・市況2023年11月28日

☆[概況/大引け] 3万3,300円の水準では下値が堅く、下げ幅を縮めた。双日とさくらインターネットが急騰

大引けの日経平均は39円安の3万3,408円、TOPIXは5ポイント安の2,376ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は971、下落銘柄数は635。出来高は13億1,365万株、売買代金は3兆3,462億円。
日経平均は6月と7月に付けた高値を、先週上回ったが、3万3,800円の水準では上値が意識され、米国で住宅販売の減少によるドル安円高も重しとなった。
ただ、3万3,300円の水準では下値が堅く、下げ幅を縮めた。
大和証券のストラテジストは、「日本のゼロインフレ大客」「東証の要請による経営改善の広がり」「米国経済軟着陸に伴う米長期金利低下」の3つの力で2024年度末の日経平均は史上最高値を更新し4万円に迫ると予想していることも下支え要因となった。
円高でデンソーやSMCが下落し、米国金利低下でT&Dなど保険株も売られた。
一方、双日は中期経営計画と株主還元策の発表で大幅高。
さくらインターネット(3778)は政府クラウドの提供事業者に選定されストップ高となった。
味の素は株式売出に対して自社株買いが入るため、上昇した。
ルネサスエレクトロニクスはゴールドマン・サックスが目標株価を引き上げた。サイクルボトムアウトとマルチプル(株価評価倍率)上昇の両面で半導体デバイス銘柄の中で非常に魅力的な銘柄と紹介した。

業種別下落率上位は証券、保険、海運、輸送用機器、機械で、上昇率上位は水産農林、紙パルプ、ゴム、鉱業、繊維。(W)

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